2020年12月4日からNetflixで独占配信をされた映画「マンク」がネット上で話題を呼んでいました。
監督は、ジャック・フィンチャーの息子であるデヴィッド・フィンチャーがメガホンを取りました。
映画「マンク」のあらすじやキャスト、みどころはどのようなものなのでしょうか。
またネット上の感想についても徹底追及していきたいと思います。
『マンク』あらすじ
1941年に世界映画史上ナンバーワンとして呼び声が高い名作「市民ケーン」の制作の裏側を描いたのが、映画「マンク」なのです。
脚本家としては魅力的ですが、アルコール依存症で嫌われ者である脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツ(通称マンク)が、当時24歳のオーソン・ウェルズから「ノンクレジットで脚本をして欲しい」と依頼されるところから物語はスタートします。
題材にするのは、新聞王と言われている有力者であり、脚本をするにあたり様々な障害があるのです。
マンクがいかにして「市民ケーン」の脚本を書いたのか、また、その裏側の人間模様なども色濃く描かれています。
映画の内容としては、1940年代に「市民ケーン」の脚本を書くシーンと10年前のマンクの様子を描いています。
『マンク』のキーポイントとなる「市民ケーン」とは?
この映画は、事前に「市民ケーン」を知るとことでより映画を楽しむことができます。
1941年に公開された映画「市民ケーン」の監督は、主演も務めたオーソン・ウェルズという人物なのです。
内容は、新聞王であったケーンが「バラのつぼみ」という謎のダイイングメッセージを残したことから物語は始まります。
その謎のメッセージの意味を調査するという内容です。
実は、主人公のケーンは当時の新聞王と言われていたウィリアム・ランドルフ・ハーストを題材としていました。
ウィリアム・ランドルフ・ハーストは、絶大な権力を持っていたため、揶揄した内容に激怒したとか。
そのため、「市民ケーン」は上映妨害運動が起こり、第14回アカデミー賞では、9部門にノミネートされたものの、脚本賞のみの受賞になったそう。
そんな、世界中で名作と呼び声が高い「市民ケーン」がいかにして制作をされたかどうかが、描かれているのですね。
映画「マンク」は、モノクロ映像や音楽の雰囲気や撮影技法なども
「市民ケーン」とリンクさせているため、
「市民ケーン」も観ることをオススメしますよ。
『マンク』の監督・キャスト
ここで映画「マンク」の監督・キャストについてみていきましょう。
監督・デヴィッド・フィンチャー
監督を務めたのは、ジャック・フィンチャーの息子でデヴィッド・フィンチャーです。
生年月日は、1962年8月28日で年齢は(2021年現在)59歳です。
出身は、アメリカのコロラド州デンバーです。
1992年から映画監督として活動をし「エイリアン3」や「セブン Seven」などを話題作を輩出しています。
個人的には2008年に公開された映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」や2011年に公開された映画「ドラゴン・タトゥーの女」などがとても世界観が独特で好きですね。
ゲイリー・オールドマン
主人公のマンクを演じるのは、俳優のゲイリー・オールドマンです。
生年月日は、1958年3月21日で年齢は(2021年現在)63歳です。
出身は、イギリスのロンドンです。
1982年から俳優デビューを果たして以降、これまでに数多くの映画やドラマに出演をしています。
代表作としては「レオン」「ハンニバル」「ハリーポッター」シリーズなどを挙げることができます。
ゲイリー・オールドマンが主演というだけで観る価値はありますね!!
マンクは、アルコール依存症で破天荒な人という印象を受けますね。
チャールズ・ダンス
映画「市民ケーン」のモデルになった新聞王・ウィリアム・ランドルフ・ハーストを演じたのは、俳優のチャールズ・ダンスです。
生年月日は、1946年10月10日で年齢は(2021年現在)75歳です。
出身は、イギリスのウスターシャー州レディッチです。
1981年にスクリーンデビューを果たし、2004年には映画「ラヴェンダーの咲く庭で」で監督・脚本家としても活躍をしています。
アマンダ・ミシェル・サイフリッド
新聞王・ウィリアム・ランドルフ・ハーストの愛人であるマリオン・デイヴィスを演じるのは、女優のアマンダ・ミシェル・サイフリッドです。
生年月日は、1985年12月3日で年齢は(2021年現在)36歳です。
出身は、アメリカのペンシルベニア州アレンタウンです。
芸能界入りを果たしたのは、11歳の時にモデルとしてデビューをしました。
2004年に公開されたドラマ「ミーン・ガールズ」で大ブレイクをしました。
さらに、2008年に公開された映画「マンマ・ミーア」では、メリル・ストリープの娘役にも大抜擢をされましたね。
メジャースタジオMGMの創設者
1930年代の有名なスタジオであったMGMの創設者でルイス・B・メイヤーを演じるのは、俳優のアーリス・ハワードです。
生年月日は、1954年10月18日で年齢は(2021年現在)67歳です。
出身は、アメリカのミズーリ州です。
代表作品としては、「ミディアム」シリーズや「マネーボール」などを挙げることができます。
劇中では、パワハラ上司を熱演しています。
「マンク」の注目ポイント・見どころ
映画「マンク」の注目ポイント・見どころはどういったところなのでしょうか。
また、ネット上の感想についても探っていきたいと思います。
執念の作品
「マンク」の監督であるデビッド・フィンチャーは、父親であったジャック・フィンチャーの脚本を基にして、17年近くも構想を練っていたというのです。
それは、まさに執念の作品と言えますよね。
マンクが、一度はノンクレジットで脚本を引き受けますが、最終的にはクレジットをするように強く要求しているところに、マンクがこの映画「市民ケーン」に掛けた情熱が伝わってきますね。
ネット上の感想
ネット上の感想はどういったものなのでしょうか?
『Mank/マンク』観賞📽️
癖の強いマンクを、人を食った様なふてぶてしさの中に優しさと繊細さを垣間見せて魅力的に演じたゲイリー・オールドマンがお見事👏👏👏ネトフリ作品はなかなかに質が高いね⤴️⤴️ #マンク #Netflix #映画 pic.twitter.com/S9IQVYsmP4— ザンポンアキナリ (@i9vswge2r4npeb1) November 21, 2020
#市民ケーン#マンク の視聴の前に原型を再確認。名作です。実に映画らしい‼️ケーンの人物像が炙り出されていく演出は見事。お手本になる映像で影響受けてる監督も多いでしょうね。アマプラなら無料なので、見て損はないでしょう。
— アキオとハピネスの父 kiz絆una🏆×0🎯×0 (@NxrUeh0BomFi87G) December 15, 2020
ネット上でもかなり高評価を得ていました。
まとめ
2020年12月4日からNetflixで独占配信をされた映画「マンク」のあらすじ、キャスト、見どころについて調査してみました。
監督は、ジャック・フィンチャーの息子であるデヴィッド・フィンチャーで、17年近く構想を練っていた執念の作品と言えます。
1941年に公開された映画「市民ケーン」の制作の裏側を描いた作品で、マンクがいかにして「市民ケーン」の脚本を書いたのか、また、その裏側の人間模様なども色濃く描かれています。
「マンク」を観る前に、予習として映画「市民ケーン」をリサーチしておくことをオススメします。
映画は、「市民ケーン」とリンクしたような内容となっているので、「市民ケーン」を知っておくことでより、「マンク」の世界観を楽しむことができますよ!