2022年8月19日にNetflixで独占配信されたドラマ『KLEO/クレオ』についての解説です。
80年代のドイツを舞台に秘密警察の工作員が、自分を投獄した即死へ復讐をするアクションコメディです。
『KLEO/クレオ』に登場する実話を基にしているという噂は本当なのでしょうか。
また、ドラマのあらすじ、キャストを調査してみました。
『KLEO/クレオ』あらすじ
舞台は1987年の東ドイツ。
シュタージ(秘密警察)の女殺し屋クレオは、西ドイツの西ベルリンで任務を遂行していました。
任務後に、東ベルリンへ戻る際中、理由も分からずに投獄をされます。
投獄中にクレオは、流産を経験するなど過酷な投獄生活を送っていました。
2年後、ベルリンの壁が壊れます。
釈放をされたクレオは、自分を投獄した上層部へ復讐を誓います。
上層部にはクレオの祖父もいたのです。
独自にクレオを追っていた西ドイツの刑事のスヴェンは、かつての同僚がいた施設に潜入中にクレオと出会います。
クレオに殺されかけますが、陰謀の解明に協力することで行動を共にします。
クレオは、西ドイツや海外に逃げている関係者を復讐のために殺していきます。
すると、クレオが復讐をしていることを知ったBNDとソ連のKBGがクレオを消そうと企てていたのです。
『KLEO/クレオ』のキャスト
ドラマ『KLEO/クレオ』のキャストについてみていきましょう。
クレオ役 イェラ・ハーゼ
クレオを演じるのは、女優のイェラ・ハーゼです。
2009年に短編映画『Der letzte Rest』で女優デビューをしました。
その後、2012年にバイエルン映画賞の最優秀若手女優賞を受賞をして注目を集めます。
代表作としては、『ゲーテなんて クソくらえ』『ステラ -真昼の誘拐-』などがあります。
スヴェン役 ディミトリー・シャート
スヴェンを演じるのは、俳優のディミトリー・シャートです。
2009年に舞台俳優として芸能界入りをします。
同年、映画『Factor 8』でスクリーンデビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2018年に放送の『ビート』に出演をしたことでした。
代表作としては、2020年に放送の『キリング・イヴ』などがあります。
ティロ役 ユリウス・フェルトマイアー
ティロを演じるのは、俳優のユリウス・フェルトマイアーです。
2006年に放送の『SPree waldkrin』で俳優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2017年に放送の『バビロン ベルリン』に出演をしたことでした。
代表作としては、2018年に放送の『Uボート ザシリーズ深海の狼』や2019年に公開の『Relativity』などがあります。
アーニャ役 マータ・スロカ
アーニャを演じるのは、女優のマータ・スロカです。
2006年に公開の『Przepraszam』で女優デビューをしました。
その後、2015年に公開の『パニー・ダルスキー』で長編映画デビューをしました。
代表作としては、2018年に放送の『Barwy szczęścia』や2020年に公開の『The Return』などがあります。
『KLEO/クレオ』の注目ポイント
ドラマ『KLEO/クレオ』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
『KLEO/クレオ』は実話を基にしている?
ドラマ『KLEO/クレオ』は実話ではありません。
ドラマの舞台は80年代のドイツで、ベルリンの壁が崩壊する前後を描いています。
当時はシュタージと呼ばれる秘密警察が実際に存在しました。
そのため、歴史的事実とフィクションが混在しているのです。
それは、ドラマに登場するクレオに関する事件が記載されている秘密のファイルが入っている赤いスーツケースは実際に存在します。
さらに、シュタージの副委員にエーリッヒ・ミールケという人物が実在します。
ドラマでもミールケ大臣は登場しますが、ドラマで死亡してしまう設定なのです。
このように、歴史的事実を基に製作されたフィクションと言えますね。
80年代のレトロファッション
Netflix ドラマ KLEO/クレオ ★4
西東ドイツ統一間近の東の国家保安省の殺し屋が作戦後に突然の逮捕で全てを失う
レトロ感のあるアクション作品
展開は面白いが捨て駒による真相解明が続くので原動力や最終的な目的がどこにあるのはっきりしていた方が楽しめた
1シーズン完結(?) pic.twitter.com/4wYdLwHeAe— ぽこたんオンライン (@tiMqCpNTyGCLzpu) August 28, 2022
ドラマ『KLEO/クレオ』では、80年代のドイツを舞台にレトロファッションが多く登場します。
原色を基調にしたデザインや街並みもレトロな雰囲気がたまりません。
さらに、ドラマ『KLEO/クレオ』では、最先端の技術を駆使して敵を倒すというよりも、フグから毒を抽出して使用したり、手作りの爆弾や相撲で戦ったりとどこかアナログな殺し方です。
80年代のレトロな雰囲気とマッチしており、観ていてどこかほっこりします。
アクションコメディのため、シリアスなスパイ作品が苦手な人にもおすすめです。
『KLEO/クレオ』ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
『KLEO/クレオ』完走!面白かった!ベルリンの壁崩壊で切り捨てられる東独工作員たちの復讐・裏切り・生存競争というシリアスな話を、ウェス・アンダーソンmeetsパク・チャヌクみたいなヴィジュアルで描くブラックコメディ。“そのへんにいそう”だけど凄腕でオフビートな魅力を振りまくクレオが最高☆ pic.twitter.com/66cC8nZH0Q
— ゆか (@yuka) August 24, 2022
Netflixドラマ『KLEO/クレオ』、面白い。ベルリンの壁崩壊後、旧東ドイツの元エリート工作員。任務後に上層部に裏切られて終身刑で服役し流産して、統一後に恩赦で解放されてから関係各所に復讐する話。ニヤニヤしてしまう面白さ。時代設定がなかなか渋い。1990年のドイツ。すごい時代だ。
— 藤田 一冴🐱🦘🦛 (@fujitaichigo) August 20, 2022
『KLEO/クレオ』は、時代設定が渋いと高評価を得ていました。
『KLEO/クレオ』まとめ
2022年8月19日にNetflixで独占配信されたドラマ『KLEO/クレオ』のあらすじ、キャストを調査してみました。
80年代のドイツを舞台に秘密警察の工作員が自分を投獄した即死へ復讐をするアクションコメディです。
物語はフィクションですが、当時はシュタージと呼ばれる秘密警察が実際に存在していました。
そのため、歴史的事実とフィクションが混在している作品と言えます。
ネット上では、時代設定が渋いと高評価を得ていました。
アクションコメディのため、シリアスなスパイ作品が苦手な人にもおすすめです。