2022年9月9日にNetflixで独占配信されたドラマ『ナルコの神』についての解説です。
南アメリカの北東部に位置するスリナム国の麻薬カクテルと手を握り、麻薬組織を作って麻薬王になったチョ・ボンヘンの実話を基にしたドラマです。
モデルとなったチョ・ボンヘンの人物像やドラマのあらすじ、キャストを調査してみました。
『ナルコの神』あらすじ
大金持ちになることを夢見てスリナム国で事業を始めたカン・イング。
しかし、事業は失敗して麻薬取引に巻き込まれてしまい逮捕されてしまいます。
自分に濡れ衣を着せた人物が、信頼していた神父のヨファンだと聞きます。
ヨファンは表向きは牧師として教えを説いていますが、裏では麻薬王としてスリナム国を牛耳っていたのです。
カンは、ヨファンの逮捕に協力し、麻薬の売人のフリをして麻薬組織に潜入捜査をします。
周りはすべて敵という絶体絶命の状況で、カンは麻薬王のヨファンを逮捕できるのでしょうか。
『ナルコの神』のキャスト
ドラマ『ナルコの神』のキャストをみていきましょう。
カン・イング役 ハ・ジョンウ
カンを演じるのは、俳優のハ・ジョンウです。
大御所俳優のキム・ヨンゴンの息子です。
2002年に映画『マドレーヌ』で俳優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2007年に放送の『H.I.T. -女性特別捜査官-』に出演をしたことでした。
その後、2008年に公開の『チェイサー』で確固たる地位を築きます。
代表作としては、2015年に公開の『暗殺』や2017年に公開の『神と共に 第一章:罪と罰』や2018年に公開の『神と共に 第二章:因と縁』などがあります。
チョン・ヨファン役 ファン・ジョンミン
ヨファンを演じるのは、俳優のファン・ジョンミンです。
1990年に公開の『将軍の息子』で俳優デビューをしました。
その後、2001年に公開の『ワイキキ・ブラザーズ』に出演して注目を集めます。
ブレイクのきっかけは、2005年に公開の『ユア・マイ・サンシャイン』に出演をしたことでした。
この映画で、青龍映画賞で主演男優賞を受賞しました。
代表作としては、2015年に公開の『国際市場で逢いましょう』や2018年に公開の『工作 黒金星と呼ばれた男』などがあります。
チェ・チャンホ役 パク・ヘス
チャンホを演じるのは、俳優のパク・ヘスです。
2007年に舞台俳優として芸能界入りをします。
舞台俳優として活躍をしていましたが、2012年頃からドラマにも出演をするようになりました。
2015年の『六龍が飛ぶ』や2016年に放送の『青い海の伝説』などに出演をして頭角を現します。
ブレイクのきっかけは、2017年に放送の『刑務所のルールブック』で主演を務めたことでした。
代表作としては、2020年に公開の『狩りの時間』や2021年に放送の『ラケット少年団』や『イカゲーム』などを挙げることができます。
ビョン・ギテ役 チョ・ウジン
ギテを演じるのは、俳優のチョ・ウジンです。
1999年に舞台『最後の抱擁』で俳優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2015年に公開の『インサイダーズ/内部者たち』に出演をしたことでした。
その後、2016年に放送の『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』ではコミカルな秘書役を演じて話題を呼びました。
代表作としては、2018年に放送の『ミスター・サンシャイン』や2021年に公開の『ハード・ヒット発信制限』などがあります。
デビッド・パク役 ユ・ヨンソク
パクを演じるのは、俳優のユ・ヨンソクです。
2003年に公開の『オールド・ボーイ』で俳優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2013年に放送の『応答せよ1994』に出演をしたことでした。
代表作としては、2016年に放送の『浪漫ドクター キム・サブ』や2018年に放送の『ミスター・サンシャイン』などがあります。
パク・ウンス役 ヒョン・ボンシク
ウンスを演じるのは、俳優のヒョン・ボンシクです。
2014年に公開の『パイレーツ』で俳優デビューをしました。
2019年に放送の『他人は地獄だ』や2020年に放送の『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』などの人気ドラマに出演をしています。
代表作としては、2020年に公開の『楽園の夜』や2021年に放送の『マウス』などがあります。
『ナルコの神』の注目ポイント
ドラマ『ナルコの神』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
モデルになった人物
ドラマ『ナルコの神』のモデルになった人物を詳しく紹介します。
人物像
チョ・ボンヘン(조봉행)と言います。
1952年1月9日生まれで、2016年4月19日に亡くなっています。
出身は、韓国で1990年末~2000年初めまでスリナムに住んでいました。
1999年に10億ウォンの詐欺容疑で手配されたことがきっかけで、スリナムに逃亡しそのまま、国籍を取得します。その後、スリナムで魚加工工場を経営します。
しかし、実際は税金なしで密売をしたり、中国人をアメリカやヨーロッパに密入国させる事業も行っていたのです。取り締まりの強化により収入が減ったため、麻薬密売組織を作りました。
麻薬王と教祖の二面性
チョ・ボンヘンはスリナムに入国した一般の韓国人に麻薬の運び屋をさせていたのです。
そのためチョ・ボンヘンは「麻薬王」として知られるようになります。
さらに、スリナムの大統領とも交流がありました。
表向きは教会の牧師をしながら、教祖として教えを説き、裏では政府と癒着して麻薬の密売を行っていました。
スリナムでは、チョ・ボンヘンを誰も逮捕できずに、私利私欲を増やしていったのですね。
心不全で死亡
2009年にブラジル警察との共同捜査でチョ・ボンヘンの逮捕に成功します。
2011年に懲役10年と罰金1億ウォンが命じられます。
海南刑務所に収容をされていましたが、2016年に持病である高血圧が悪化して、心不全のため2016年4月19日に死亡しました。
コードネーム「K」
ドラマ『ナルコの神』でハ・ジョンウが演じたのがカン・イングです。
チョ・ボンヘンの逮捕に協力をしたのが通称「K」と呼ばれる人物です。
本名は明かされていません。
Kは、スリナムで儲けようと事業を始めますが、チョ・ボンヘンの麻薬取引に巻き込まれて逮捕されてしまいます。
そこで、韓国の国情院(CIAエージェント)が釈放する代わりに、逮捕に協力するように要請をしました。
Kは一般人でしたが、架空の麻薬取引ブローカーに偽装させ、チョ・ボンヘンと部下の数人で同居をします。
Kは、チョ・ボンヘンに麻薬の取引の際に直接確認したいと頼みます。
そして、1.2トンものコカインの山を見ます。
目隠しをされて取引場所まで連れて来られましたが土地勘があったKは、取引場所を推測します。
その後、チョ・ボンヘンに取引をブラジルでするように持ち掛け、逮捕に貢献をしたのです。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
Netflix「ナルコの神」が凄い。
韓国映画好きにとってはハジョンウとファンジョンミンが出てるってだけで面白い保証を貰ったも同然だけど本当にヤバかった。
約1時間×6話で1秒も退屈しなかった。しかも実話がベース!どの登場人物も信用ならなくて、そんな中での駆け引き、心理戦。面白くない訳がない pic.twitter.com/pyzLcYoDNd— Lady Goodman (@pennylane218) September 18, 2022
Netflix『ナルコの神』
めっちゃ面白かった😆
ハラハラドキドキ
ドラマというか長い映画を観た気分
ハ・ジョンウのとぼけた表情が最高だったw 車修理とカラオケ店店主なのに肝が座りすぎ面白い!
ファン・ジョンミンはアシュラの極悪市長思い出す怪演怖かった😂
実話が元って…麻薬+カルト怖すぎ! pic.twitter.com/MCcPKdHPmd— 桜餅✧ (@CPF4iB0e0vP6rYI) September 15, 2022
実話ということもあり、面白いと高評価を得ていました。
まとめ
2022年9月9日にNetflixで独占配信されたドラマ『ナルコの神』のあらすじ、キャストを調査してみました。
南アメリカの北東部に位置するスリナム国の麻薬カクテルと手を握り麻薬組織を作って麻薬王になったチョ・ボンヘンの実話を基にしたドラマです。
主演はハ・ジョンウが務め、ファン・ジョンミン、パク・ヘスなど実力派俳優が出演しています。
モデルは、チョ・ボンヘンという人物で麻薬王と教祖という二つの顔を持つ人物でした。
ネット上では、実話ということもあり高評価を得ていました。