2022年8月5日にNetflixで独占配信されたオリジナル映画『カーター』についての解説です。
『悪女』の監督で有名なチョン・ビョンギルがメガホンを取ったアクション映画です。
疑似ワンカットアクションが凄いと注目をされていました。
映画のあらすじ、キャスト、ネット上の感想を調査してみました。
『カーター』あらすじ
カーターは目覚めると記憶がなく、突然かかってきた謎の女の声が耳から聞こえてきます。
女の説明では、カーターの後頭部には十字の手術痕があり、耳に通信機が埋め込まれているので声が聞こえているといいます。
謎の女はハン・ジョンヒと名乗ります。
ハン・ジョンヒによると北朝鮮から「DMZウイルス」と呼ばれる新種のウイルスが蔓延したことで、人々は感染すると狂暴化すると聞きます。
韓国のチョン・ビョンホ博士はウイルスに感染した娘のハナの治療に成功してワクチンを作るために北朝鮮へ行く道中に、何者かにハナを拉致されてしまいます。
カーターは、ハン・ジョンヒから唯一のワクチンを作る鍵であるハナの救出を命じられたのです。
自分が何者かも分からないままカーターは、危険な救出任務をすることになるのですが…
果たして、敵は一体誰なのか。
カーターは、自分を思い出すことができるのでしょうか。
『カーター』のキャスト
映画『カーター』のキャストについてみていきましょう。
監督:チョン・ビョンギル
監督を務めるのは、チョン・ビョンギルです。
2008年に公開の『アクションボーイズ』で監督デビューを果たしました。
ブレイクのきっかけは、2017年に公開の『悪女/AKUJO』で監督・製作・脚本を務めたことでした。
本作では脚本と監督をしています。
カーター役 チュウォン
カーターを演じるのは、俳優のチュウォンです。
2006年に歌手グループ『プリーズ』のメンバーとして芸能界入りをします。
ブレイクのきっかけは、2010年に放送の『製パン王 キム・タック』に出演をしたことでした。
このドラマで最高視聴率58.1%を記録しました。
代表作としては、2012年に放送の『カクシタル』や2015年に放送の『ヨンパリ』などがあります。
キム・ジョンヒョク役 イ・ソンジェ
キム・ジョンヒョクを演じるのは、俳優のイ・ソンジェです。
1991年に舞台俳優として芸能界入りをします。
その後、1994年に放送の『大きいお姉さん』でテレビドラマデビューをしました。
ブレイクのきっかけは、1998年に公開の『美術館の隣の動物園』に出演したことでした。
代表作としては、2013年に放送の『怪しい家政婦』や2010年に公開の『ナタリー』などがあります。
ハン・ジョンヒ役 チョン・ソリ
ハン・ジョンヒを演じるのは、女優のチョン・ソリです。
2018年に公開の『工作 黒金星と呼ばれた男』で女優デビューを果たしました。
また、女優だけではなく2016年に放送の音楽番組『君の声が聞こえる3』では、ユン・ボクヒの「あなた」を披露して高い歌唱力が注目を集めています。
チョン・ハナ役 キム・ボミン
チョン・ハナを演じるのは、女優のキム・ボミンです。
キッズモデルとして芸能界入りをします。
その後、2015年に放送の『帰ってきたファン・グムボク』で子役デビューを果たしました。
2016年に放送の『凍える華』や『青い海の伝説』など人気ドラマに数多く出演しています。
代表作としては、2018年に放送の『推理の女王2』や2019年に放送の『チョコレート:忘れかけてた幸せの味』などがあります。
『カーター』の注目ポイント
映画『カーター』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
疑似ワンカットアクション
映画『カーター』の最大の見どころは、監督チョン・ビョンギルの見事なカメラワークです。
疑似ワンカットを駆使してひたすらアクションシーンを撮影し続けています。
疑似ワンカット撮影をすることで、これまで見たこともないド派手はカメラワークを実現させました。
その結果132分間、主人公が宙を行ったり来たりと、360度クルクル回るのは新鮮味があります。
まさに韓国の映像技術の進歩が感じれますね。
特に、見どころは映画冒頭のお風呂場でのアクションシーンです。
記憶のない主人公が目覚めると突然、風呂場へ追い込まれます。
そこで、全裸の敵を相手に大乱闘するのですがまるで『マトリックス』や『マッドマックス』を彷彿とさせるアクションを素っ裸でするのは見事でした。
ゾンビ×アクション
映画『カーター』では、北朝鮮から蔓延した新種のウイルス「DMZ」が登場します。
感染すると狂暴化するというこのウイルスは、台湾映画『哭悲』を連想させます。
ゾンビと闘うというよりも謎の敵を片っ端からなぎ倒していくという印象が強いです。
しかし、ゾンビ×疑似ワンカットアクションというこれまでにないジャンルを切り開いたと言えますね。
映像に酔ってしまう
Netflixの『カーター』こんな映像が120分ずっと続く。擬似ワンカットだけど、どんどん雑になっていくのも最高。
pic.twitter.com/C7Kv5VfV7U— もるだー (@mulder_UI) August 7, 2022
映画『カーター』では疑似ワンカットアクションを駆使しており、全編行き着く暇もなくド派手なアクションを演出させています。
そのため、休憩する暇がなく映像酔いしてしまう人もいます。
クルクル回る映像と次から次へと続くアクションに疲れてしまうという意見も挙がっていました。
POV(一人称視点)ゲームをプレイして酔ってしまうという人はもしかすると映像酔いをしてしまうかもしれませんね。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
記憶喪失の男が命じられた韓国・北朝鮮を跨ぐ司令。そして矢継ぎ早に襲いかかる敵。一体自分は何者なのか…というNetflix映画『カーター』凄い!『悪女』のビョンギル監督が手掛ける未曾有の体験型映画。疑似ワンカットで360°自在に動き回る映像は誰も観たことがないネクストレベルのアクションだ! pic.twitter.com/WH8zjkdvf4
— ISO (@iso_zin_) August 6, 2022
Netflix配信『カーター』感想。と…とんでもねえ!初めから「えっ…ひょっとして?」と思っていたら「やっぱりそういう映画だ!」となり「うわあぁあすげぇえ!」となり「んなアホな(褒め言葉)!」となりクライマックスは語彙力を失う。そんなアクション映画のネクストレベル。予備知識ゼロで観て! pic.twitter.com/LRMoQaNGgp
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) August 6, 2022
息つく暇もないアクションシーンが最高だったと高評価を得ていました。
まとめ
2022年8月5日にNetflixで独占配信されたオリジナル映画『カーター』のあらすじ、キャストを調査してみました。
監督は『悪女』で有名なチョン・ビョンギルがメガホンを取りました。
記憶喪失のエージェントが謎のウイルスを巡り、ワクチンとなる少女を救出するアクション映画です。
疑似ワンカットを駆使してひたすらアクションシーンを撮影し続けており、これまで見たこともないド派手はカメラワークを実現させました。
さらに、ゾンビ×疑似ワンカットアクションというこれまでにないジャンルを切り開いています。
ネット上では「クルクル回る映像と次から次へと続くアクションに疲れてしまう」という意見もありましたが、「最後まで息つく暇もないアクションが最高」という意見も挙がっていました。