2019年に放送されたドラマ「椿の花咲く頃」についての解説です。
本作は、2019年で史上最高の大ヒットドラマで、2019年のKBS演技大賞をはじめ12冠を受賞しました。
韓国ドラマの歴史に残る名作と言われる理由やあらすじ、キャストについて調査してみました。
『椿の花咲く頃』あらすじ
田舎町オンサンに引っ越して来たシングルマザーのオ・ドンベク。
ドンベクは、「カメリア」という小さなスナック経営をしていました。
未婚のシングルマザーであるドンベクに対して、町の女性からは嫉妬と偏見でいじめられていました。
そんなドンベクの前に現れたのは、熱血警察官のファン・ヨンシクです。
ヨンシクは、左遷される形で故郷のオンサンに赴任をしていたのです。
ドンベクに一目惚れをしたヨンシクは、その日からまっすぐな気持ちをドンベクに伝えます。
「めちゃくちゃ好きなんだ。周りがどう言おうと俺の気持ちは変わらないし、この破天荒な女が好きなのが俺の誇りだと言えば、誰も陰口をたたきませんよね」
不格好だけど熱い男であるヨンシクに、次第に自分に自信を持てていなかったドンベクが変わっていきます。
そんなある日、6年前に起こっていた連続殺人事件が再び起こります。
カメリアの壁に事件当時に殺害現場にあったメモと同じ筆跡で、ドンベク宛にメッセージが残されていたのです。
犯人はなぜドンベクを狙うのでしょうか。
また、ドンベクとヨンシクの恋は叶うのでしょうか。
「椿の花咲く頃」のキャスト
ドラマ「椿の花咲く頃」のキャストについてみていきましょう。
オ・ドンベク役 コン・ヒョジン
シングルマザーで自己肯定感が低く、町の人々からも偏見の目にさらされていました。
ヨンシクと出会い、次第に自分に自信を取り戻していくのです。
ドンベクを演じるのは、女優のコン・ヒョジンです。
モデルとして芸能界入りを果たし、1999年に公開された映画「少女たちの遺言」で女優デビューをしました。
その後、2000年に放送されたドラマ「家門の栄光」でブレイクをします。
これまでにMBC演技大賞の女性最優秀賞や第48回百想芸術大賞テレビ部門で女性最優秀演技賞など数多くの賞を受賞する演技は女優と言えますね。
本作で、KBS演技大賞とベストカップル賞、第15回ソウルドラマアワード女性演技者賞を受賞しています。
ファン・ヨンシク役 カン・ハヌル
オンサンで働く熱血警察官です。シングルマザーとして生きるドンベクに一目惚れをしました。
ヨンシクを演じるのは、俳優のカン・ハヌルです。
2006年に芸能界入りを果たし、舞台「天上の時計」で俳優デビューをします。
その後、2012年に放送されたドラマ「花ざかりの君たちへ」や2013年に放送されたドラマ「相続者たち-王冠を被ろうとする者、その重さに耐えよ」で注目を集めます。
代表作品としては、2016年に放送されたドラマ「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」や2017年に公開された映画「ミッドナイト・ランナー」などを挙げることができます。
カン・ジョンリョル役 キム・ジソク
ドンベクの初恋の相手で現在は、プロ野球選手です。ドンベクの息子のピルグと深い関係があります。
ジョンリョルを演じるのは、俳優のキム・ジソクです。
2001年に芸能界入りを果たし、アイドルグループ「Leo」のメンバーとしてデビューしました。
2003年に放送されたドラマ「サンドゥ、学校へ行こう!」で俳優デビューをします。
翌年から本格的に俳優活動を始め、2007年に放送されたドラマ「憎くても可愛くても」で一躍有名になりました。
代表作品としては、2009年に放送されたドラマ「国家代表!?」や2017年に公開された映画「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」や「2度目のファーストラブ」などを挙げることができます。
ジェシカ役 チ・イス
ジョンリョルの妻でSNSスター兼フリーランスモデルのジェシカは、夫婦円満に見えますが実は夫婦仲は冷え切っているのです。
ジェシカを演じるのは、女優のチ・イスです。
2011年にモデルとしてデビューをします。
その後、2015年に放送されたドラマ「優しくない女たち」で女優デビューをしました。
代表作品としては、2016年に放送されたドラマ「ディア・マイ・フレンズ」や2016年に放送されたドラマ「ソロモンの偽証」などを挙げることができます。
ジョンスク役 イ・ジョンウン
ドンベクの母親であるジョンスクを演じるのは、女優のイ・ジョンウンです。
1991年に芸能界入りを果たし、舞台「真夏の夜の夢」で女優デビューをします。
2009年に公開された映画「母なる証明」で一躍有名になりました。
その後、社会現象にもなった2019年に公開された映画「パラサイト 半地下の家族」でムングァン役を演じました。
「パラサイト 半地下の家族」で第53回大鐘賞映画祭助演女優賞や第40回青龍映画賞助演女優賞など数多くの賞を受賞しました。
韓国を代表する大ベテランと言えますね。
ピルグ役 キム・ガンフン
ドンベクの息子であるピルグを演じるのは、子役のキム・ガンフンです。
2013年から放送されたドラマ「今日からママとパパ」で子役デビューをしました。
2014年に放送されたドラマ「傲慢と偏見」や2016年に放送されたドラマ「帰ってきて ダーリン!」で注目を集めます。
本作でKBS演技大賞の青少年演技賞を受賞しています。
「椿の花咲く頃」の注目ポイント
ドラマ「椿の花咲く頃」の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
愛の不時着越えの名作ドラマ!
ドラマ「椿の花咲く頃」は、親子愛、夫婦愛、兄弟愛、恋愛などさまざまな「愛」をテーマにした作品です。
特にシングルマザーのドンベクを真っすぐに愛するヨンシクの誠実さに注目です。
どんなに町の人や家族に反対をされても、ドンベクを守って優しく包み込む姿はまさにヒーローそのもの。
ヨンシクの優しい人柄に接するうちに自己肯定感が低かったドンベクが強い女性へと変わっていく姿は必見ですよ。
また、ドンベクの母親であるジョンスクにも注目です。
始めは、幼いドンベクを捨てた母親という印象ですが、ドラマが進むに連れてなぜドンベクを手放したのか。
なぜ、ドンベクのもとに戻ってきたのかが明かされると涙なしでは観れません。
母親が我が子を思う愛の深さを痛感させられます。
ドンベクの息子のピルグの演技にも注目です。
日本で言うと芦田愛菜ちゃんや加藤清史郎君を彷彿とさせる新しいスターを見たと言えます。子役のキム・ガンフン君は特別な指導を受けておらず、母親と自宅で練習しただけというので驚かされますね。
ドンベクとピルグの親子愛にも注目できます。
最終回まで裏切らない脚本!
ラブストーリーだけではなくサスペンス要素もあるこのドラマは、最後の最後まで見逃せない内容となっています。
平和な町のオンサンで起こる連続殺人事件。
そして、ドンベクを狙う犯人。一体それななぜなのか。
誰が犯人なのか。
ネット上では、「まさかこの人が犯人とは!」「騙された」と高評価を得ています。
さらに、犯人の動機にも注目です。
どうして、犯人は冷酷な殺人をするのか、その真意にあるものにも考えさせられる作品と言えますよ!
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
#椿の花咲く頃 完走😭
こんなに泣いて笑って胸が痛くなって熱くなって、見終わった今心がすごくあったかくて不思議な涙がぶわっと溢れてきた。こんな作品に出会えて良かったし、ドンベクとヨンシク、そして沢山の人達の奇跡のような素晴らしい人生を、幸せを分けて貰ったように感じる。ありがとう😭❤️ pic.twitter.com/DHTFg2DhiB— くら (@kdrama_gh) June 20, 2021
最近、立て続けに四本韓流ドラマを見た。『椿の花咲く頃』というドラマが凄くよかった。脚本の勉強してる人に薦めたい。最初、主人公の相手役の男性が出川哲朗くらい煩くて無理と思ったけど、最後は煩いとこも含めてよくなる。あんなキャラクター、なかなかいない😌#椿の花咲く頃
— natsuko-machida (@MachidaNatsuko) June 17, 2021
韓国ドラマの歴史の中でも名作と言える作品だと高評価を得ていました。
まとめ
2019年に放送されたドラマ「椿の花咲く頃」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、2019年で史上最高の大ヒットドラマで、2019年のKBS演技大賞をはじめ12冠を受賞した話題作です。
主人公を演じるのは女優のコン・ヒョジンで、熱血警察官を俳優のカン・ハヌルが演じています。
二人は、2019年にベストカップルにも選ばれています。
シングルマザーであるドンベクに対して、町の人々から偏見やいじめに遭いますが、熱血警察官であるヨンシクが支えます。
そして、町で起こる連続殺人事件へと発展していくのです。
さまざまな「愛のカタチ」を描いた本作は、見終わった後に大切な人を思い出すそんな素敵な作品と言えます。