3月より日本でも配信開始となる「ハピエスト・ホリデ―」(原題:Happiest Season)
LGBTQのカップルのクリスマスを題材にしたストーリーで、トワイライトシリーズで日本でもブレイクしたクリステン・スチュアートが出演するということもあり、期待が高まっています。
日本での公開が遅れたため、クリスマスシーズンから遅れての配信となりますが、色んな形でのクリスマスの過ごし方がある事、そして家族の形。
見終わった後には、クリスマスに限らず、1年のなかで様々な思いを抱える人がいて、それぞれの過ごし方があることを考えさせてくれる作品です。
『ハピエスト・ホリデ―』
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『ハピエスト・ホリデ―』あらすじ
両親をクリスマスシーズンに亡くしたアビーは、今年もまたペットシッターをしてクリスマスを過ごすはずだった。
だが、恋人のハーパーから一緒に実家へ帰ろうと誘われる。
同性愛者であることを、家族に告白した時いていたアビーは、そこでハーパーの父から許可をもらい、プロポーズしようと決意する。
しかし、実家へ向かっているときに「実は家族にカミングアウトしていないので、ルームメイトだと言ってある」と言われてしまう。
恋人の事情を受け入れ、ルームメイトとして参加するアビーだったが、どこか無神経なハーパーの家族と接するうちに、ハーパーへの気持ちが冷めていくのを感じてしまう。
自分を愛してくれているハーパーが本物なのか、家族に愛してもらおうとするハーパーが本物なのか、複雑な気持ちを抱えたアビーは、衝撃のクリスマスパーティーを迎えることになる!
ハピエストホリデーが来春配信されます!!
我が推しマッケンジー・デイヴィスとクリステン・スチュワートの二人が恋人役として出演するラブコメ映画です。
二人の関係をなかなか家族にカミングアウトできないハーパーとそれを支えるアビー。二人は無事に『最高に幸せな休日』を掴む事が出来るのか…? pic.twitter.com/bwppBrEr5p— マツ (@SuxD6) December 18, 2020
『ハピエスト・ホリデー』キャスト
今回、LGBTQという難しい役どころを演じた、メインキャストの2人をご紹介いたします。
アビー / クリステン・スチュアート
1990年4月9日 / アメリカ出身
代表作「トワイライト」シリーズ「パニック・ルーム」「チャーリーズ・エンジェル」
テレビ端役として出演後、映画デビューを果たす。
その後「パニックルーム」で娘役を果たすと、注目を浴びる。
さらにはバンパイアとの恋を描いた「トワイライト」シリーズで、大ヒットとなり、代表作になる。
今作ではレズビアン(劇中でこの言葉は使われないが)の主人公を演じ、態度の変わる恋人への複雑な心情をうまく演じてみせた。
パニックルーム、トワイライト他映画に出てるクリステンスチュアートがカッコ良すぎる🤔 pic.twitter.com/Lp2slXF4hy
— C しー (@C11574883) April 16, 2020
ハーパー / マッケンジー・デイヴィス
1987年4月1日 / カナダ出身
代表作「ブレードランナー2049」「ブラックミラー」「タリーと私の秘密の時間」
大学に通いながら、俳優養成学校にかよい、演技を学んだ後、映画「オデッセイ」でデビュー。
女性同士で恋心を持つような役を演じることが多いため、レズビアン女性の間では、アイコンとして見られることが多い。
今回も、女性同士の恋愛に悩み、一方で家族にそれを話すことができない、優等生のような子供でいる葛藤を演じた。
『Happiest Season』はやく観たい〜!クリステンとマッケンジー・デイヴィスでレズビアンカップルのロマコメ映画って…🥺今求めている物全てって感じだ。そろそろ同性愛の悲恋物よりロマコメが観たい!🌈 pic.twitter.com/Y08AZ3Td1T
— れんげちゃん (@rennge_nekokai) November 10, 2020
セクシャリティは「LGBTQ」に収まらない
監督が「レズビアンのクリスマスが見たい」という気持ちのもと作られた、この作品。
「レズビアン」という言葉が出てこないまま、話は進んでいきます。
女性同士の恋愛に限らず、多くの場面で無神経な言葉が飛び交うことに、心を痛めながらも、恋人ハーパーのため、平然とするアビー。
ハーパーの地元には、ハーパーの元彼や元カノも住んでいますが、元カノという存在は「同級生」という括りにされ、ハーパーの両親は知るはずもありません。
ハーパーは「いい子供」でいるために、同性愛者であることを隠していたからですね。
コメディ要素があり、展開としてはテンポのいいアメリカンムービー。
ですが、見た後に感じたのは、無意識に傷つける一言を言ってしまっていないか、ということでした。
例えば、「彼氏いる?」「彼女いる?」という何気ない質問も、実は相手が傷ついている、ということに、この映画を見るまで気がつけなかったんです。
「恋人いる?」「パートナーいる?」
本来、相手が言ってくるまで聞くことではないことかもしれませんが、ちょっと一言変えるだけで、少しだけ世界が変わるかも。
今でこそ「LGBTQ」という言葉が、多くの人に認知されつつありますが、やはりカミングアウトできないハーパーのような人がたくさんいるのも事実です。
そして「LGBTQ」という言葉には当てはまらない性別を抱いている人も多くいます。
でもそれは、多くの人が「私は男性です」「女性です」と自己紹介しないように、あえて言うことでも無く、性別に囚われず「その人自身」を受け入れることなのではないでしょうか。
#ハピエストホリデー Filmarksさんオンライン試写会にて☺️
ハーパーは、恋人であるアビーとの関係を家族へ打ち明ける為クリスマス休暇を利用して2人で実家へ帰省する事に。
もっとドタバタロムコムだと思ってたけど、それぞれの苦悩や葛藤が結構強めに描かれててコメディ要素は薄めだった気もします🤔 pic.twitter.com/wovNdtsUZi— ぐ〜はな❁ (@g00hana) February 12, 2021
LGBTQを題材にした作品
近年、LGBTQを題材にした作品が増えてきました。
今回は、洋画・邦画それぞれのおすすめ作品をご紹介させて頂きます。
【洋画】チョコレートドーナツ
ゲイの男性カップルが、障害のある育児放棄されたこどもを育てるストーリー。
LGBTや障害などの差別や偏見は世界的な課題。姓を超えて心の底から愛し合う純粋な気持ちは、金で得る関係よりよっぽど綺麗で素敵だと思う。親の愛情放棄から施設に送られそうになるダウン症の子を同性愛者のカップルが引き取り家族になろうと権利求める実話から作られた映画”チョコレートドーナツ”🍩 pic.twitter.com/kxPrCAB3ev
— ♡♡♡ (@bemiroll) August 21, 2020
【邦画】窮鼠はチーズの夢を見る
会社員の主人公が、後輩のゲイに好かれ、だんだんと彼の愛を求めるようになるストーリー。
舞台挨拶ライビュ付きのの窮鼠はチーズの夢をみる、を見てきた!
最初は大倉くんの裸にキャー!!!だったけど、だんだん感情移入してきて切なくなる映画やったなー
今日の感想、絶対DVDは買う。
そしてできたらあと2.3回は映画館に行きたいな
#窮鼠はチーズの夢をみる#大倉忠義 pic.twitter.com/33heJ17Nrl— ai (@ai_0516_love) September 12, 2020
まとめ
近年、LGBTQを題材にした作品がヒットし、多くの方に理解する機会をもたらしてくれています。
実際に、当事者から話を聞くと重たくなりすぎてしまいがちですが、こういった映画やドラマで、わかりやすく心境を表現してくれることで、理解しやすくなるのではないでしょうか。
そういう点で、「異性の愛」にこだわることなく、さまざまな愛の形を表現できるエンターテイメントは、これからも発展していってもらいたいですね。