2022年9月21日に公開されたドラマ『ダーマー』についての解説です。
アメリカのミルウォーキー州「食人鬼」として知られるジェフリー・ダーマーを基にした衝撃の実話です。
ジェフリー・ダーマーの生い立ちや事件の経緯、あらすじ、キャストなどを詳しく調査してみました。
『ダーマー』あらすじ
ジェフリー・ダーマーは、数十年で17人もの青少年を殺害しました。
全米を震撼させた連続殺人鬼は、どのように誕生したのか。
また、長きに渡って逮捕されなかったのは一体なぜなのでしょうか。
これまで、知られているジェフリー・ダーマーをさらに掘り下げ、彼の心のうちを再現したドラマです。
『ダーマー』のキャスト
ドラマ『ダーマー』のキャストをみていきましょう。
ジェフリー・ダーマ―役 エヴァン・ピーターズ
ダーマーを演じるのは、俳優のエヴァン・ピーターズです。
2002年に公開の『Clipping Adam』で俳優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2011年に放送の『アメリカン・ホラー・ストーリー』に出演をしたことでした。
その後、2014年に公開の『X-MEN:フューチャー&パスト』でクイックシルバー役で注目を集めました。
代表作としては、2018年に公開の『アメリカン・アニマルズ』や2021年に放送の『ワンダヴィジョン』などがあります。
ライオネル・ダーマー役 リチャード・ジェンキンス
ライオネスを演じるのは、俳優のリチャード・ジェンキンスです。
1974年に芸能界入りをします。
その後、2007年に公開の『扉をたたく人』でナショナル・ボード・オブ・レビューでスポットライト賞を受賞してブレイクをしました。
代表作としては、2001年に放送の『シックス・フィート・アンダー』や2017年に公開の『キングコング:髑髏島の巨神』などがあります。
ジョイス・ダーマー役 ペネロープ・アン・ミラー
ジェイスを演じるのは、女優のペネロープ・アン・ミラーです。
1985年の舞台『ブルースが聞こえる』で芸能界入りをします。
その後、1987年に公開の『ベビーシッター・アドベンチャー』で女優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、1993年に公開の『カリートの道』に出演をしたことでした。
この映画でゴールデングローブ賞にノミネートされました。
代表作としては、2011年に公開の『アーティスト』や2013年に放送の『溺れる女たち 〜ミストレス〜』などがあります。
シャリ・ダーマー役 モリー・リングウォルド
シャリを演じるのは、女優のモリー・リングウォルドです。
1977年に芸能界入りをします。
ブレイクのきっかけは、1984年に公開の『すてきな片想い』に出演をしたことでした。
その後、2008年に放送の『アメリカン・ティーンエイジャー 〜エイミーの秘密〜』でメインキャストとして出演をしました。
代表作としては、2017年に放送の『リバーデイル』や2018年に公開の『キスから始まるものがたり』シリーズがあります。
グレンダ・クリーブランド役 ニーシー・ナッシュ
グレンダを演じるのは、女優のニーシー・ナッシュです。
1995年に芸能界入りをします。
同年に公開の『ボーイズ・オン・ザ・サイド』で女優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2003年に放送の『Clean House』に出演をしたことでした。
このドラマでデイタイムエミー賞にノミネートしました。
代表作としては、2013年に放送の『Getting On』や2019年に放送の『When They See Us』などがあります。
実話『ダーマー』の注目ポイント
ドラマ『ダーマー』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
ミルウォーキー州の食人鬼
ジェフリー・ダーマーは、1978年~1991年で17人を殺害し、遺体を解体して食べるという殺人事件を起こしました。
ジェフリー・ダーマーの生い立ち
1960年5月21日にアメリカのミルウォーキー州で生まれました。
父親が博士号を取得して研究者として、アメリカ全土を転々とする生活を送っていました。
父親は仕事に没頭して家庭を顧みなかったそうです。
そのため、母親はもともと情緒不安定で薬を服用しており、父親がきっかけでさらに薬を常用するようになりました。
その結果、ダーマーも幼い頃から母親同様に情緒不安定で、動物の死体を木に吊るして遊ぶなどの異常行動を起こしていたそうです。
高校生になると、父親譲りの知識を活かして成績は優秀で、IQは145もあったといいます。
しかし、情緒はさらに不安になり、クラスでも目立った存在だったとか。
最初の殺人
1978年にコンサートの帰りに知り合った黒人青年を家に招きます。
話しが盛り上がった際に、黒人青年が「帰える」と言ったところ、ずっと一緒に居たいと思いから咄嗟に近くにあったダンベルで殴り、殺害しました
そして、ナイフで遺体を解体します。
その時に、今まで味わったことのない快感に襲われ、殺人鬼として目覚めてしまうのでした。
殺人をした時のことがきっかけで、アルコール依存症になり大学を退学後は、アメリカ陸軍へ入隊してもすぐに辞めてしまいました。
異常な殺人欲求
陸軍を除隊後は仕事を転々としながら、ゲイバーで知り合った青年や少年など次々に殺害をしていきます。
手口は、睡眠薬入りの飲み物を被害者に飲ませ、意識を失った被害者を絞殺。
その後、遺体を解体してゴミ袋に入れて捨てるといったものでした。
ジェフリー・ダーマーの神殿
1990年3月に引っ越したアパートは後に「ジェフリー・ダーマーの神殿」と呼ばれるほどの惨劇の舞台となりました。
オックスフォード・アパートメント213号室に住んだジェフリー・ダーマーは、ある黒人青年を自宅に誘い、いつものように睡眠薬入りの飲み物を飲ませて昏睡させました。
ナイフで黒人青年を喉を斬り、殺害した後、これまで抑えていた恐ろしい欲求を爆発させます。
それは、遺体を解体して食べたのです。
その日からダーマーは、殺害後に遺体を解体して食べるという異常行動を繰り返すのでした。
見過ごされた逮捕
ロボトミー手術を施し、自分の思い通りになる恋人を作ろうと試みるようになります。
ロボトミー手術で失敗した、青年が全裸のままアパートの下でうずくまっていたところ、警察官が駆け付けました。
すると、ジェフリー・ダーマーが現れ「恋人の痴話喧嘩」だと説明をしました。
その時、3人の警察官はジェフリー・ダーマーの言葉を信じて逮捕はしませんでした。
その後、警察官らがゲイ同士の痴話喧嘩を笑い者にしてネタにしていた音声が残っていました。
その音声が公開されると全米で批判が殺到して、後に3人の警察官らは逮捕されたそうです。
逮捕のきっかけ
ジェフリー・ダーマーが逮捕されたのは、黒人青年が意識が朦朧としながら、逃げ出したことでした。
駆け付けた警察官がジェフリー・ダーマーの様子が不振だった点や、黒人青年が手錠をされていた点から自宅を見せるように言います。
その後、自宅からは11人分の遺体の肉片が発見されたのです。
1992年1月27日~2月15日にジェフリー・ダーマーの裁判は開かれました。
弁護側は、精神異常による無罪を主張します。
しかし、ジェフリー・ダーマーは15件の殺人事件で有罪となり、936年の禁固刑(終身刑)を言い渡されます。
ジェフリー・ダーマーは、1994年11月28日に服役中の刑務所の風呂場で、囚人に撲殺され亡くなりました。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
Netflix『Dahmerダーマー』実際に存在した連続殺人鬼、ミルウォーキーの食人鬼の実話ドラマシリーズ。彼の幼少期、家庭環境が映し出される。被害者の描写も多くあり、ずっと鳥肌が止まりませんでした。吹き替えもあります。被害者の感覚と犯人の孤独をダイレクトに感じ、なんとも言えない気持ちです。 pic.twitter.com/bvdNCmSUIo
— 道徳心 (@FALL_0110) September 23, 2022
Netflixドラマ『ダーマー』、これは猛毒。あの「ジェフリー・ダーマー」にしか見えない猟奇性と、底知れない孤独に飲み込まれる青年のあわれさを完璧に表現するエヴァン・ピーターズすごい。被害者と加害者とそれぞれの家族にじっくり焦点を当てたことで、おぞましさもやるせなさも頂点に。 pic.twitter.com/uu35VllbvR
— アガサ (@agatha_) September 26, 2022
実在したジェフリー・ダーマーを演じたエヴァン・ピーターズの演技が凄いと高評価を得ていました。
まとめ
2022年9月21日に公開されたドラマ『ダーマー』のあらすじ、キャストを調査してみました。
1978年~1991年で17人を殺害し、遺体を解体して食べるという殺人事件を起こしミルウォーキー州「食人鬼」として知られるジェフリー・ダーマーを基にした衝撃の実話です。
ジェフリー・ダーマーの生い立ちや事件内容にスポットライトを当てた全10話構成のドラマとなっています。
ネット上では、実在したジェフリー・ダーマーを演じたエヴァン・ピーターズの演技が凄いと高評価を得ていました。