「朝が来る」エンドロール後に隠された希望?C&Kが歌う主題歌にも注目!

朝が来る バナー邦画
@asagakuru_movie

「子供を返してほしい」
特別養子縁組をして迎え入れた息子を育て、6年が経った夫婦のもとに、突然かかってきた1本の電話。

家族や夫婦、親子の関係について、それぞれの立場から考えさせられる作品だと話題になった作品。
育ての親と産みの親、両者の目線から描く映像美はまるでドキュメンタリーのようで、思わず涙がこぼれる作品です。

「朝が来る」あらすじ

特別養子縁組をして息子を迎え入れて6年が経つ夫婦のもとに、ある日1本の電話がかかってくる。
「息子を返してほしい」
といった女性は、息子の産みの親だった。

そして続けて「それがだめならお金が欲しい」といった女性。
しかし一度だけあった産みの母親は、そんな女性ではなかったはず、と考えた母・佐都子は、この電話が別人からの電話なのではないか、と疑う。

「朝が来る」キャスト

今回は、産みの親と育ての親を演じた、2人の母役をご紹介させて頂きます。

栗原 佐都子 / 永作 博美

永作 博美 / 1970年10月14日 / 茨城県出身

美少女コンテストでベストパフォーマー賞を受賞し、その後はアイドル・歌手としてデビュー。
そして女優として、活躍をしだす。
代表作は
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ。」「人のセックスを笑うな」「八日目の蝉」など。

今作では、子供を持つことができない、という気持ちと葛藤しながらも、養子縁組を知り、息子と出会うまでの繊細な心を、積み重ねてきた演技力で演じ切っている。

片倉 ひかり / 蒔田 彩珠

蒔田 彩珠(まきた あじゅ) / 2002年8月7日 /  神奈川県出身

兄が子役として出演していたことから、自身もテレビ出演を決めるが、人見知りなためオーディションに受からないことが続く。
その後、「ゴーイングマイホーム」に出演した際、女優の道を志す。
その時、是枝監督から高く評価され、それから是枝作品に多く出演。
代表作は
「三度目の殺人」「万引き家族」「五年目のひとり」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など。

今作では中学生のひかりが、大好きな人の子供を妊娠するも、周りからは反対され、味方のいない産みの母を見事に演じた。
そして、今作でヨコハマ映画祭 助演女優賞を受賞。

「朝が来る」はC&Kが歌う主題歌がポイント?


今回、主題歌はC&Kさんが歌う「アサトヒカリ」
劇中では産みの親であるひかりと、同級生の彼氏が、何度かこの歌を口ずさみ、ラジオから歌が聞こえてきたりもします。
そしてエンドロールでも、この歌が流れた後に、キャストの子が歌い、とても耳に残りました。
歌と作品がリンクして、見終わった後も、忘れられない歌になる人が続出!
私もそれから数日間、この歌が頭から離れず、そのたびに泣きそうになりました…!

息子の名前が「朝斗」そして産みの親の名前が「ひかり」というので、それを組み合わせてタイトルが作られたのでしょう。
ですがタイトルに「朝」と入っている通り、「朝と光」という意味にもとらえることができますね。
実際に映画を見てみると、この「朝」「光」が何を指すのか、が分かってくるのではないでしょうか。
それを踏まえた上でもう1度主題歌を聞いてみてくださいね。

「朝が来る」はエンドロールが終わるまで?

SNSで口コミを見てみると、必ず書いてあるのが
「エンドロールが終わるまで席を立たないこと」

実際に見に行ってみると、「エンドロールが終わるまで席を立たない」というよりは「立てない」というのが本音で、「こういうことなのかな?」と思っていたら、違いました。
エンドロールが終わった後に、ちょっとだけ希望が見えるような、救われるような一言がありました。

絶対に最後まで、席に座ってみてほしいです。
といっても、私同様その余韻で立てない人が多いんだと思います。

「朝が来る」まとめ

2020年の劇場鑑賞映画としては、ベスト3に入る作品でした~!
口コミにあるように、リピーターが多い理由も頷けます。

河瀬監督の、光と影の使い方や、生活音の切り取り方、そして俳優たちが、本当に役になっているドキュメンタリー感など、すべてがじわじわと自分の心を浸していくようで、とても素敵でした。
こんなにも「劇場が明るくならないで!」と思うぐらい、映画にどっぷり浸かった作品は久しぶりでした!