2017年に公開された、ディズニーアニメの実写リメイク版『美女と野獣(Beauty and the Beast)』。
『ハリーポッター』シリーズ主演のエマ・ワトソンがベル役を勤めたこの作品は、アニメの原作を忠実に再現したことでも好評価を受けました。
日本でも2017年4月に全国公開された作品ですが、動画配信サービスでも視聴可能です!
本記事では映画の考察、どこの動画配信サービス(VOD)で観られるのか、を皆さんにシェアします。
『美女と野獣(2017)』
ディズニー大人気シリーズも一挙配信中
『美女と野獣(2017)』映画詳細
魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった王子。
呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、愛されることだった。絶望な日々を送る王子の前にある日、聡明で美しい女性・ベルが現れ、次第に2人は惹かれあう。
引用:U-NEXT
映画考察
美女と野獣。エマワトソン見たさにみる人も多いはず。でも長年愛される作品にはこんな奥深さも?!ぜひ僕の分析読んでみてください🕺🏻🕺🏻#映画分析#映画垢#映画好きと繋がりたい #映画#美女と野獣 pic.twitter.com/JeKuRt48Mz
— Rei🎥映画分析 (@moviesrei) September 7, 2019
何でバラ?
美しさは外にある「トゲ」の中に隠されているから。
バラ自体は「外は危険でも中身は綺麗な」ビーストと重ねられている。
何でバラの花びらが落ちる前に愛を見つけなければ永遠にbeastになってしまうのか
これは、バラがビーストと重ねられられていることがわかれば簡単。
バラの花びらがすべて落ちる=トゲの部分(醜い部分)しか残らない。
これがビーストなので、人間の部分(バラでいう花びら的な美しい部分)が消える=完全に獣になる。
というように完全に対応している。
Belleがおじいさんに最初に、バラを取ってきてと頼むシーン
このシーンで、ベルはバラの魅力に気づいているということを描いていて、「外見で判断しない人間、中身の美しさに気づける人間」ということを示す伏線(foreshadowing)になっている。
実際に、Beastの逆である「見た目は美しくても中身が獣級にゴミ」なガストンの求婚を断り続ける=ちゃんと人間を中身で判断できる。
なぜタイトルはBeauty and the beast?
こう考えると、タイトルも奥が深くて、日本語の訳では決して出ない英語の良さがある。
もちろんBeauty=美しい人です。日本語訳にはここまで出てます。
ではなぜ、The beautyという風に定冠詞をつけないのか。
単にリズムを大切にした可能性もありますが、このBeautyはベルの心の美しさを表したいからだと考えられる。
なので定冠詞をつけずに広い意味で捉えてもらえるようにしているのだと解釈できます。
(The beautyだと人間の意味がついてしまうため。)
もっと大胆に解釈すると「Beauty and the beast」は、王様のことでもあるような。
1人で美しさと醜さを持ってるのってこの作品だと王様とガストン(悪者)だけ。
キャスト
ベル / エマ・ワトソン
ビースト / ダン・スティーヴンス
ガストン / ルーク・エヴァンス
モーリス / ケヴィン・クライン
スタッフ
[監督] ビル・コンドン
[原作] スティーヴン・チョボスキー
[製作] デヴィッド・ホバーマン