2016年にNetflixで独占配信されたドラマ「ゲットダウン」についての解説です。
「ゲットダウン」は2017年にパート2までが放送されています。1970年代後半のニューヨークが舞台で、音楽に身を捧げた若者たちを描いています。
このドラマのあらすじ、キャスト、見どころを調査してみました。
『ゲットダウン』あらすじ
1970年代のニューヨーク。
詩の才能を持つジークは、好きな女の子を追ってナイトクラブへと向かいます。
そこで、出会ったのはDJを目指すシャオリンでした。
シャオリンが師匠と慕うグランドマスターから神がかった技を享受されます。
ペンテコステ派の牧師である父親の下で育ったマイリーン。
彼女は、ディスコスターになることを夢見ています。
ジークから何度もアプローチをされますが、「私はディスコスターになる。じきに川の向こうへ行く。邪魔されては困るの」と何度も振ります。
そんなある日、マイリーンの叔父と音楽プロデューサーであるジャッキーの目に留まり、スターへの階段を上っていくのです。
一方、ジークとシャオリンらがゲットダウンブラザーズを結成して、混沌とした世界を変えようとしているのです。当時はマイノリティーに対する風当たりがきつかった中で、彼らは音楽で世界を変えようとしていました。
『ゲットダウン』のキャスト
ドラマ「ゲットダウン」のキャストについてみていきましょう。
エゼキエル・”ジーク”・フィゲロ役 ジャスティス・スミス
主人公のジークを演じるのは、若手俳優のジャスティス・スミスです。
2012年に芸能界入りを果たし、映画「Trigger Finger」で俳優デビューをします。
2014年に放送されたドラマ「超能力ファミリー サンダーマン」で一躍有名になりました。
翌年には、映画「ペーパータウン」でメインキャストを演じました。
代表作としては、2018年に公開された映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」や2019年に公開された映画「名探偵ピカチュウ」などを挙げることができます。
シャオリン・ファンタスティック役 シャメイク・ムーア
グランドマスター・フラッシュを師匠と崇めています。
ジークとは珍しいレコードを巡って争奪戦をしますが、やがて意気投合をして友情で結ばれます。
シャオリンを演じるのは、俳優のシャメイク・ムーアです。
2011年に芸能界入りを果たし、歌手、ラッパーとして活動を始めます。
2011年に放送されたドラマ「Reed Between the Lines」で俳優デビューをします。
2013年に放送されたドラマ「インクレディブルクルー」でメインキャストとして出演して一躍有名になりました。
マイリーン・クルス役 ヘリゼン・F・グアルディオラ
ディスコスターを夢見るマイリーンを演じるのは、女優でシンガーソングライターのヘリゼン・F・グアルディオラです。
2015年に公開された映画「ランナウェイ アイランド」で女優デビューをしました。
本作でドラマデビューを果たし、一躍有名になりました。
彼女の歌声は、2016年に「ゲットダウン」としてリリースされました。
最近では、2019年に「Focus」をリリースしています。
“ララ”・キプリング役 スカイラン・ブルックス
ゲットダウンのリーダーのララを演じているのは、俳優のスカイラン・ブルックスです。
2008年頃から芸能界入りを果たし、短編映画「ヴァン・ペルト家」で俳優デビューをします。
その後、翌年に放送されたドラマ「アイカーリー」でドラマデビューをします。
2013年に公開された映画「ミスターとピートの必然的な敗北」で一躍有名になりました。
最近では、2018年に公開された映画「ダーケスト・マインド」で「チャブス」を演じて話題を呼んでいました。
マーカス・”ディージー”・キプリング役 ジェイデン・スミス
サウス・ブロンクスに住んでいる特殊な才能を持つ少年のディージーを演じるのは、俳優で歌手、ラッパーのジェイデン・スミスです。
2003年頃から芸能界入りを果たし、2006年に映画「幸せのちから」で俳優デビューをします。
父親は、ウィル・スミスです。
親子共演をした「幸せのちから」で世界中で注目を集めましたね。
その後、2008年には映画「地球が静止する日」に出演をして、第35回サターン若手俳優賞受賞を受賞しました。
2015年には、「ジャスト ウォーター」を設立して、クリエイティブ・ディレクターとしても活動をしています。
「ゲットダウン」の注目ポイント
ドラマ「ゲットダウン」の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
久保田利伸も大絶賛!
歌手の久保田利伸はドラマ「ゲットダウン」の魅力について「1970年代のオールドスクールのファンクやソウル、ブレイクダンス」などを挙げることができます。
ソウルミュージックの一番ファンキーな部分のブレイクビーツを最初に生み出したその瞬間を描かれているのです。
ヒップホップがどのように生まれたかを、あたかも自分がその場にいる視点で観れます。
知識ではなくリアル体験ができます。
ヒップホップ好きにはもちろんのこと、普段はヒップホップを聞かない人にもおすすめしたいドラマです。
3大DJのグランドマスターが直接指導!
さらに、DJの技術には、オールド・スクール期で最も有名なDJグランドマスター・フラッシュが直接指導をしているのです。
2007年には、ロックの殿堂入りを果たしています。ヒップホップのアーティストが殿堂入りをしたのは初めてだそうです。
そんな、DJの巨匠であるグランドマスターがアソシエイト・ディレクターとして携わっています。
本作では、グランドマスター・フラッシュを演じたのは、マモウドウ・アッシーです。
今のDJの基礎を築いた偉大なグランドマスターの役を演じる上で、毎日必死に練習を重ねたそうですよ。
グランドマスターも「ヒップホップのすべてを取り入れて映像で表現できるのはすばらしい」と大絶賛をしていました。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
Netflixドラマ「ゲットダウン」でグランドマスターフラッシュ(役)が主人公たちに「ターンテーブルが二つ。DJは時間軸を操れる。過去と未来だ」って教えるシーンが大好き pic.twitter.com/BZAz57tbyN
— エリ (@ekr301) April 7, 2020
まだ1話しか見てないんだけど、いやー、面白いね!『ゲットダウン』。ダンスバトルのシーンがキテるのは、さすがバズ・ラーマン。あっ、『DOPE/ドープ!!』の人だ!って、シャオリン・ファンタスティック、最高! pic.twitter.com/dFRw9Lfxjq
— maplecat_eve (@maplecat_eve) August 22, 2016
『ゲットダウン』まとめ
2016年にNetflixで独占配信されたドラマ「ゲットダウン」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、1970年のニューヨークを舞台に、ヒップホップの歴史を紐解いています。
これまでは、誰がヒップホップの歴史を築いたのかという知識でしたが、映像化することで自分がその場にいるような気持ちで観ることができるのです。
また、オールド・スクール期を築き上げたグランドマスターがソシエイト・ディレクターとして携わっています。
ヒップホップ好きにはもちろんのこと、普段はヒップホップを聞かない人にもおすすめしたいドラマです。