2021年7月30日に日本で公開された「インザハイツ」についての解説です。
本作は、トニー賞4冠とグラミー賞を受賞した舞台「インザハイツ」を映画化した作品です。
監督は「クレイジーリッチ」で脚光を浴びたジョン・M・チュウが務めています。
コロナ禍の今だからこそおすすめしたいです。
映画のあらすじ、キャスト、ネット上の感想を調査してみました。
『インザハイツ』あらすじ
ニューヨークの「ワシントンハイツ」は実在する移民の街です。
ワシントンハイツに住む人々は、都市の地価高騰の影響を受けて生活に苦しんでいます。
ワシントンハイツでコンビニを経営するドミニカ出身のウスナビは、大物になることを夢見て働いています。
ウスナビの近所に住む、従弟のソニー、母親代わりのアズエラ。
仕事と恋を追い続けるベニー、名門大学への進学に悩むニーナ。
デザイナーを夢見るバネッサなど個性的な移民たちが生活をしています。
そんなある日、ワシントンハイツの住人に住む場所を追われる危機が訪れるのです。
果たして、ウスナビたちは困難に立ち向かい運命を変えることができるのでしょうか。
『インザハイツ』のキャスト
映画「インザハイツ」のキャストについてみていきましょう。
監督:ジョン・M・チュウ
監督のジョン・M・チュウは、2008年に公開された「ステップ・アップ2:ザ・ストリート」で長編監督デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2019年に公開された「クレイジー・リッチ!」です。
キャストにアジア系の俳優のみを起用しており、アメリカの多様性の素晴らしさを描いた作品として世界中で注目を集めました。
全米映画俳優組合賞、ゴールデングローブ賞、全米製作者組合賞などを受賞して世界中で2億4000万ドル近くの興行収益を記録しました。
ウスナビ役 アンソニー・ラモス
ウスナビを演じるのは、俳優のアンソニー・ラモスです。
2011年から芸能界入りを果たし、舞台「ハミルトン」ではジョン・ローレンスとフィリップ・ハミルトンの二役を演じました。
グラミー賞を受賞して一躍有名になりました。
最近では、2018年に放送されたエミー賞を受賞ドラマ「イン・トリートメント」に出演しており、2022年公開予定の映画「Distant」に出演をしています。
バネッサ役 メリッサ・バレラ
バネッサを演じるのは、女優のメリッサ・バレラです。
2011年から芸能界入りを果たし、メキシコのテレビドラマ「シンプレ・トゥヤ・アカプルコ」に出演をします。
その後、2018年に放送されたドラマ「ヴィダ」に出演をします。
本作のバネッサ役を演じるまでに、舞台「インザハイツ」の海外公演やブロードウェイの代役のオーディションに何度も応募していたそうです。
そして、今回悲願のバネッサ役に抜擢されたのです。
今後は、NETFLIXサバイバルドラマ「Breathe」で主役を務めるほか映画「スクリーム」にも出演が決定しています。
R r ベニー役 コーリー・ホーキンズ
ベニーを演じるのは、俳優のコーニー・ホーキンズです。
2011年から芸能界入りを果たし、リバイバル『ロミオとジュリエット』で舞台俳優デビューをします。
その後、2015年に放送された人気ドラマ「ウォーキングデッド」のヒース役を演じて一躍有名になりました。
2017年に「24:レガシー』で主人公を演じて注目を集めました。.
代表作品としては、2017年に公開された「キングコング:髑髏島の巨神」や2019年に「6アンダーグラウンド」などを挙げられます。
ニーナ役 レスリー・グレイス
ニーナを演じるのは、女優のレスリー・グレイスです。
2012年から歌手として芸能界入りを果たし、本作で女優デビューを果たしました。
DC映画「バットガール」に起用されたことでも有名です。
今後の活躍が期待できる新人女優ですね。
アブエラ役 オルガ・メレディス
アブエラ役を演じるのは、女優のオルガ・メレディスです。
1991年に女優として活動を始めます。
人気ドラマ「LAW&ORDER」シリーズや「ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜」などに出演をしています。
代表作としては、2014年に公開された「トップ・ファイブ」や2017年に公開された「Humor Me」などを挙げることができます。
『インザハイツ』の注目ポイント
映画「インザハイツ」の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
故郷は場所じゃなくて人
中南米の地域の人が集まっているのが「ワシントンハイツ」です。
ラテンミュージックの魅力は、観ている方もつられて踊りたくなるところにあります。
劇中では、一人が歌いながら踊り出すと、それにつられて周囲も次第に踊り出し最終的には息の合った圧巻のダンスパフォーマンスになっています。
観ていて元気を貰います。
ダンスを通じてルーツが異なる移民たちを仲間に繋げてひとつにしているところは素晴らしいと思います。
今要る場所が最高であることをラテンミュージックを通じて表現しているのです。
ルーツの異なる中南米移民が集まっていることの多様性の魅了をサルサ、メレンゲ、R&B、ヒップホップで描かれているので飽きずに観れますね。
ラテンミュージックを聞いていると日本に居ながらまるで中南米に旅行したような感覚になります。
そして、故郷は音楽を通じて身近な人々と共有できることを伝えてくれます。
コロナ禍にこそおすすめしたい
中南米では、音楽と生活は切っても切れない関係です。
個人的にドミニカ共和にホームステイしたことがあるのですが、ドミニカ人は毎晩のように踊っています。
貧しい国で今でも貧困問題は厳しいのですが自分たちは「世界でもっとも幸せな国民」と思って生活をしているのです。
そう思えるのは「愛する家族や友人がいる」「踊れる幸せ」を感じているからです。
映画「インザハイツ」は過酷な生活環境の中でも夢や希望を捨てずに懸命に生活をする人々を描いています。
コロナ禍で今までのように思うようにいかないと感じている人も少なくありません。
そんな人におすすめしたい映画です。
ぜひ、「インザハイツ」を観て明日への活力を貰ってください!
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
#インザハイツ
仕事終わり駆け込んできましたぁ🤩
ラテン❤️🔥好きなら もうたまらない💃
コレ観てカラダ動かない人おるん?
わたし動いちゃってたんですけど🤣
Openingでフォー🔥って興奮して
アブエラさんの歌で鳥肌がたち
シルク・ド・ソレイユ的なとこで感動🥺
ピラグア🍧おじさん
めっさオモロい😂 pic.twitter.com/K1U4M1i2EL— Izumi (@ByrTyJAH1eTdQdh) July 30, 2021
「イン・ザ・ハイツ」最高
この夏、いや、今年観た、いやいや、ここ数年で一番好き!気分を上げたくて観たせいもあるのか、心に突き刺さる。恋愛・移民問題・貧富と扱うテーマは色々だけど全編歌と踊りで表現。冒頭で既に感動で泣く。しかしそこから山場は何度も来る!終映後は放心状態#インザハイツ pic.twitter.com/swXnFAnLAK— 松重ひろ🐈 (@rat_hiro) July 31, 2021
「思わず体が動き出す」「感動した」と高評価を得ていました。
まとめ
2021年7月30日に日本で公開された「インザハイツ」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、トニー賞4冠とグラミー賞を受賞した舞台「インザハイツ」を映画化した作品です。
監督は「クレイジーリッチ」で脚光を浴びたジョン・M・チュウが務めています。
コロナ禍の今だからこそおすすめしたい作品で、ラテンミュージックを聞いていると日本に居ながらまるで中南米に旅行したような感覚になります。
コロナ禍で思うようにいかないこともありますが、故郷は音楽を通じて身近な人々と共有できることを伝えてくれます。