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『ファーストラヴ』父親との過去が動機?島本理生原作のネタバレ!

ファーストラヴ 邦画
出典元:公式Twitter@firstlove2021

島本理生さん原作で、直木賞も受賞した「ファーストラヴ」
北川景子さんを主演とし、切なくも愛しいストーリーだと話題になっています。
特に予告編で流れる、芳根京子さん演じる環菜が包丁を持って歩くシーンに、目が離せなくなった人が多いのではないでしょうか。
「動機はそちらで見つけてください」
と語る環菜が犯した事件は、いったいどんな事件なのでしょうか?

『ファーストラヴ』あらすじ


著名な画家として活躍していた男性が、娘に殺害されたという事件が起きる。
娘の環菜は、血まみれの包丁をもって歩いていたところを逮捕され、父親殺しの容疑者として逮捕される。
公認心理士として働いていた由紀は、この事件を取材することになるが、環菜は取り調べで
「動機はそちらで見つけてください」と言っていた。
環菜がどうして父親を殺すことになったのか、環菜の心を開いてみようとする由紀だったが、環菜を調べるうちに自分の過去を思い出すことになる。
環菜はどうして事件を引き起こしてしまったのだろうか。
そして、由紀がかかえたトラウマと環菜との関係とは?

『ファーストラヴ』キャスト

今回は、メインキャストとなった心理士の由紀と、容疑者として逮捕された環菜を演じた、おふたりを紹介します。

真壁 由紀 / 北川 景子

北川 景子 / 1986年8月22日生まれ / 兵庫県出身

高校時代にモデルとしてデビューすると、テレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』でドラマ出演を果たす。
その後、『間宮兄弟』で初主演を務め、次々と話題作に出演。
『探偵はBARにいる3』に出演した際、日本アカデミー賞 優秀助演女優賞を獲得。
代表作は『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』『Dear Friends』『パラダイス・キス』
今回は、トラウマを抱えながらも、容疑者である環菜に寄り添い、彼女の心を支えようとする芯の強い心理学士を演じる。

聖山 環菜 / 芳根 京子

芳根 京子 / 1997年2月28日生まれ / 東京都出身

高校生の時、友人と訪れた雄助のライブ会場でスカウトされ、芸能界入りをする
ドラマ『ラストシンデレラ』で女優デビューすると、連続テレビ小説『花子とアン』で、娘役を演じる。
2年後には、連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインとして出演を果たすと、知名度も上がり、数々の作品に出演するようになる。
代表作『累-かさね-』『海月姫』『表参道高校合唱部!』
今作では、父親殺しの容疑者として逮捕されるも、自傷癖があり、トラウマを抱えた少女を見事に演じ切った。

『ファーストラヴ』ネタバレ

※ここからはストーリーのネタバレを含みます。

環菜の事件を調べる由紀は、画家として活躍していた父が、幼い環菜を無理にデッサン教室のモデルとして頼んでいたことを知る。
大勢の学生たちの前で、何時間も見られる恐怖は、幼い少女に耐えられるものではなかった。
しかし、それを環菜の母・昭菜に訴えても、改善されることはないまま、数年間、環菜はモデルをやっていたのだ。

母親に伝えても、事態が改善しなかった環菜は、何度も家を逃げ出して、近くのコンビニで働く大学生・裕二の家に逃げ込むようになる。
しかしそれも、父親によって引き戻されてしまい、少女誘拐の罪を恐れた裕二からも、環菜は見放されてしまう。
何度も大人に助けを求めたのに、助けてもらえなかった環菜は、ついに手首を何度も切るようになる。
モデルとして人前に立つ環菜の手首に、傷があってはモデルは続けられないとし、父親はその後環菜をモデルから外す。

それから数年間、何もなかったかのように見えたが、大学生になった環菜はアナウンサーになるための就職試験を受ける。
そこで、デッサン教室と同じように、多くの男性から凝視されたことで、その時の記憶がよみがえった。
アナウンサーになることを反対していた父のもとに、包丁をもっていった環菜。
父の前で自傷行為をすることで、デッサン教室を辞めるときと同じように、父に諦めてもらえるかもしれない、と考えた環菜。

しかし、母に電話しようとする父を止めようと環菜が近寄った際、もみ合う形で、父が濡れた床で滑り、包丁に刺さってしまったのが、真実だった。
環菜が心を開くようにするまで、由紀も自身のトラウマを話し始めた。
それは由紀の父が、海外で児童買春をしていたことを、母親から聞いたことだ。
児童買春をしていた父はもちろん、それを許すように由紀に話す母の姿を、由紀は心底軽蔑していた。

由紀はそれを、かつての同級生で、現在は義弟にあたる迦葉にだけは話していた。
由紀の夫・我聞は写真家として活躍しており、由紀がトラウマについて話さないこともすべて受け入れて、結婚をしていた。
「なぜ何かあるとわかっていながら、何も聞かなかったの?」
と聞く由紀に、我聞は「由紀が話したいときに話してくれればいいと思ったから」と優しく答えたのだ。

そして公判の日を迎える。
殺害する意思はなかったものの、助けをすぐに呼ばなかったことが罪に問われ、環菜は懲役8年の刑となった。
由紀は、環菜を懲役刑から救えなかったことを残念に思うが、環菜が心を開き、環菜の心に寄り添えたことをうれしく思う。

『ファーストラヴ』まとめ

殺人事件の裏側に、こんな真相があったなんて、と思いましたが、世間には公表されていないだけで、こういった心の傷を負った人がたくさんいるのではないか、と考えさせられる作品でした。

自身もトラウマを抱えながらも、心理士として働く由紀は、心のどこかで自分のそういったトラウマを克服したい、悩みを抱えた子たちを助けたい、と思う気持ちがあったからなのでしょう。

そしてそんな由紀に寄り添う我聞と、不器用ながらも由紀を大切に思っていた迦葉の姿も、印象的でした。

この記事を書いた人
めんま

映画と本と猫で構成されている人。
映画館で働いてたぐらい、映画が好き。

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