※当ページのリンクには一部PRを含みます。

3人の女性と異なる愛の形 映画『人間失格』ラブシーンは家族で見ないほうがいい?

人間失格 太宰治と3人の女たち 邦画
出典元:U-NEXT

太宰治の小説「人間失格」を原作にし、蜷川実花監督がメガホンを取った「人間失格 太宰治と3人の女たち」
死の直前に発表され、その後太宰自身が心中し亡くなったということもあり、太宰自身の物語なのでは、と言われています。

艶やかで、目まぐるしい太宰の恋模様が、現代を代表する鮮やかな映像が魅力的な蜷川さんの手によって、どう彩られていくのか必見です。

『人間失格』あらすじ

文豪でベストセラーを連発している太宰は、妻がいながらも女性との噂が絶えなかった。
特に作家志望で、弟子でもあった静子や、夫を亡くした富栄など、次々と太宰に溺れていく。
しかし太宰には、ひとり愛する妻がいた。

お酒と女、そして結核に蝕まれた彼を、妻は支え、「人間失格」を書くように促す。
妻もまた、他の女性と同じように、太宰の才能をひたすら信じ抜いていたのだ。

果たして女性の渦に巻き込まれた太宰がかく小説とは?
そして彼を信じ続けた女性たちの生涯とは。

『人間失格』キャスト

今回は太宰治と、最後に太宰と心中を図った女性を演じたお二人を、ご紹介します

太宰治 / 小栗 旬

 

この投稿をInstagramで見る

 

山田優(@yu_yamada_)がシェアした投稿

1982年12月26日 / 東京都出身

小学生でオーディションを受け、エキストラとして芸能界入りを果たすと、1998年ドラマ『GTO』でレギュラー出演。
その後、蜷川幸雄監督に評価され、蜷川作品の常連となる。
多くのドラマや映画に出演するが、『貧乏男子 ボンビーメン』でエランドール新人賞を受賞。
また大人気漫画を実写化した『花より男子』『クローズZERO』『宇宙兄弟』『銀魂』などに出演し、日本俳優を代表する1人として活躍している。

代表作『花より男子』『クローズZERO』『ごくせん』『リッチマン、プアウーマン』

本作では、自堕落な生活を送りながらも才能あふれる小説家・太宰を演じている。

富栄 / 二階堂 ふみ

 

この投稿をInstagramで見る

 

Fumi Nikaido(@fumi_nikaido)がシェアした投稿

1994年9月21日 / 沖縄出身

映画好きの母に連れられて、映画館に通っていたころから、女優を志すと、『沖縄美少女図鑑』でモデルデビュー。
噂を聞いたマネージャーによってスカウトされ、芸能界に入ると、雑誌モデルとして活躍する。
その後、ドラマ『受験の神様』で女優デビューすると、『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』で映画初主演、翌年には園子温監督の『ヒミズ』でアカデミー賞新人賞を受賞した。
整った顔立ちはもちろん、底のない演技力の幅に注目が集まっている。

代表作『私の男』『ヒミズ』『ストロベリーナイトサーガ』

本作では、太宰の才能を信じ続けて心中までした女性を熱演している。

『人間失格』ラブシーンがヤバい?家族で見ないほうがいい?


今回は、太宰が小説家として活躍しながらも、3人の女性と恋愛をする様子が、艶やかに描かれています。
蜷川実花さん独特の鮮やかで、奇抜な色合いは、視聴者を魅了する美しさ。

3人の女性のうち、弟子でもあった静子(沢尻エリカ)や、夫を亡くした富栄(二階堂ふみ)については、ラブシーン(濡れ場)があります。

特に、富江とのラブシーンについては、富江演じる二階堂さんのヌードが披露されています。

しかも富江は太宰に恋をするというより、“堕ちる”という言葉が似合うほど、陶酔しきっている演技で、現代でいう「メンヘラ」そのもの。

「まっすぐな愛」ではなく、どちらかというと「歪んだ愛」で迫ってくる様子は、家族で見るのに適していないかも…。
でもこのメンヘラ具合を見事に演じた二階堂さんの、演技力はすごい!

一方、正妻だった美知子(宮沢りえ)については、ラブシーンはなく、ただ太宰に寄り添い、支え、理解する女性を演じています。

太宰が女遊びをしようとも、それが芸の肥やしになるなら、と支え続ける様子は、太宰の才能に惚れ込んだ愛のように見えます。

異なる女性たちが見せる、「愛の形」

家族で見るのはちょっとハードルが高いかもしれません。

『人間失格』まとめ

大変有名な文豪なので、すでにその一生をご存知の方も多いと思います。
しかし蜷川実花監督の手にかかると、その一生は大変鮮やかに毒々しいぐらい美しい。

蜷川監督が撮る作品では、女性の鮮やかさのコントラストがさらに強く引き立ってうつりますよね。
実際の太宰がどうだったのかは分かりませんが、小栗さんが演じた太宰は、どこか人の目を気にするような部分がありました。

それにしては大胆な女遊びだな、とおもいますが、それを受け入れ、太宰を信じ、芸の肥やしにするよう努めた妻は本当に凄い…。

この記事を書いた人
めんま

映画と本と猫で構成されている人。
映画館で働いてたぐらい、映画が好き。

にほんブログ村 映画ブログへ
邦画
スポンサーリンク
\ この記事をシェアする /