2019年からNetflixで独占配信されているドラマ『トップボーイ』についての解説です。
2022年にはシーズン4が配信スタートとなりました。
イギリスのストーリーギャングをリアルに描いた作品です。
『トップボーイ』が世界中で注目をされている理由や物語のあらすじ、キャストについて調査してみました。
『トップボーイ』あらすじ
かつてロンドンでドラックの密売のトップだったダシェン。
ジャマイカでレンタカー店で働いていました。
ある日、密売人のシュガーの手下とトラブルになる射殺してしまいます。
シュガーからロンドンへ戻り密売を命じられて、従兄弟のドノバンを人質に取られてしまいます。
ロンドンに戻ったダシェンは、かつての相棒だったサリーを探します。
出所したサリーと再びコンビを組むことになったダシェン。
しかし、ロンドンではジェイミーと名乗る若き密売人がギャングを率いて麻薬調達ルートを開拓していました。
『トップボーイ』のキャスト
ドラマ『トップボーイ』のキャストについてみていきましょう。
ダシェン役 アシュリー・ウォルターズ
ダシェンを演じるのは、俳優でラッパーのアシュリー・ウォルターズです。
1992年に芸能界入りを果たします。
俳優としては、1999年頃から活動を始めます。
その後、2004年に公開の『ブレットボーイ』に出演して注目を集めました。
代表作としては、2009年に公開の『デッドチェイス−24時間−』や2007年に公開の『パーフェクトゲーム 究極の選択』を挙げることができます。
サリー役 ケイン・ロビンソン
サリー役を演じるのは、ラッパーのケイン・ロビンソンです。
ケイン・ロビンソンは、ケイノー(Kano)として知られています。
2000年頃からラッパーとして活動を始めます。
俳優としては、2007年に映画『Point Blank(原題)』で本格的に俳優デビューを果たします。
2012年には映画『タワーブロック』に出演をしました。
ジェイミー役 マイケル・ウォード
ジェイミーを演じるのは、俳優のマイケル・ウォードです。
2016年に公開の『ブラザーフッド』で俳優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2018年に放送の『The A List』に出演っをしたことでした。
代表作としては、2019年に公開の『ブルー・ストーリー』や2020年に公開の『オールド・ガード』などを挙げることができます。
リジー役 リサ・ドワン
リジーを演じるのは、女優のリサ・ドワンです。
1997年に芸能界入りをします。
ブレイクのきっかけは、1998年に放送の『Mystic Knights of Tir Na Nog(原題)』に出演をしたことでした。代表作としては、2006年に放送の『フェアシティ』や2013年に公開の『祈りの雨』などを挙げることができます。
『トップボーイ』の注目ポイント
ドラマ『トップボーイ』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
ドレイクがプロデューサーとして参加
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ドラマ『トップボーイ』はシーズン2で打ち切りの予定でした。
しかし、『トップボーイ』の大ファンのラッパー・ドレイクが放送権を買い取り、プロデューサーに就任をしたのです。
ドレイクが製作に携わったことで、それまでのシーズン1とシーズン2を『トップボーイ:サマーハウス』と変更をしました。
Netflixでは『トップボーイ:サマーハウス』として配信をされています。
ドレイクが製作発表で『2019年9月13日に誇るべきUKの遺産となるだろう。(トップボーイの関係者)全員が起こした、俺が本当に起こしたかったことだ。』と語っています。
中には、『お前がそこから来てないことを忘れるな』や『お前が来た場所ではない』という意見も挙がっていましたが、ドレイクは『自分が来た場所じゃなくても自分がインスパイアされて臨んだ居場所もある』と述べていました。
ドラマの舞台はイギリスのロンドンですが、ドレイクはカナダの出身です。
ドレイクは、国が違えど作品に魅了されたファンが多いことを示唆しています。
アーティストが俳優として起用
ドラマ『トップボーイ』の魅力のひとつとして、俳優にアーティストを多く起用しているという点です。
ダシェンを演じるのは、アシュリーウォルターズです。
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アシュリーウォルターズは俳優としても活動をする傍らで、ラッパー『アッシャーD』としても活躍をしています。
本作でも、MVを手がけています。
サリーを演じたケイノー(Kano)は、俳優経験がほとんどありません。
ケイノは2000年代のハウス系ミュージックの総称「グライム」のパイオニアと言われています。
2006年にリリースした「Ps&Qs」で大ヒットをしました。
2014年にリリースされた『Made In the Monor』では、イギリスの批評家賞と言われているマーキュリー賞にノミネートされました。
さらに、シーズン3から登場するモーディーを演じるも、ラッパーのDaveです。
このように、俳優経験がほとんどないアーティストをメインキャストに起用しているのです。
彼らの見せる自然な演技は世界中で高い評価を得ています。
イギリスのストリートをリアルに描く
麻薬・ギャングと聞くとアメリカをイメージする人も多いですが、実はイギリスもギャングが多いのです。
イギリスは高貴で紳士的な印象を受けますが、イギリスに住む3人にひとりが最下層と言われています。
クリスマスにプレゼントを貰えない子どもは40%もおり、50%の子どもはフードバンクで食事を摂取しているとか。
また、冬でも子どもにコートを買ってあげれない家庭が多いそうです。
貧困地域には、ドラッグ市場が多くあり、犯罪がはびこっています。
また、イギリスは片親家庭が多く、世界でも42位中6位にランクインしています。
そんな、豊かに見えるイギリスのリアルな闇事情を描いているのが『トップボーイ』と言えます。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
#Netflix 『トップボーイ』シーズン4を昨夜から今日までで見終えた。今回もド頭から容赦ない。若干中弛み感あるほっこり日常や家族愛などのシーンも後にドン底へ叩き落とす前フリ。ド悪党も必要に駆られ犯罪に手を染める人も人間味溢れるエピを挿入しつつ非情に死ぬ。負の連鎖にぐったりする。ヤバすぎ pic.twitter.com/kw1gHbK341
— 𝔅𝔄𝔉𝟐(ばふつ)All of which are Twilight Dream (@xBAF2IDOLx) March 19, 2022
Netflixにあるトップボーイってやつどストライク、内容も楽曲も🤟
— 𝕲𝕰-𝕶𝕺 (@vybz_420) March 20, 2022
「ドラマに登場する楽曲もどれもカッコイイ」と高評価を得ていました。
まとめ
2019年からNetflixで独占配信されているドラマ『トップボーイ』のあらすじ、キャストについて調査してみました。
シーズン1とシーズン2が製作されていましたが、ドレイクが放送権を買い取り、プロデューサーに就任をしました。
2019年からは『トップボーイ』として放送が配信され、それまでのシリーズは『トップボーイ:サマーハウス』として同時配信をされています。
イギリスのストリートをリアルに描いており、キャストにアーティストを多く起用している点も見どころです。
楽曲はもちろんのこと、ストーリーも面白くネット上では高評価を得ていました。