ルカ・グァダニーノ監督がテレビドラマに初挑戦したドラマ「僕らのままで」についての解説です。
本作は、スターチャンネルEXにて独占配信されています。
気になるドラマのあらすじ、キャスト、ネット上の感想についてみていきましょう。
『僕らのままで』あらすじ
ニューヨークに住んでいたフレイザーは、母親がイタリア・キオッジャの米軍基地に司令官に着任したためイタリアへ引っ越ししました。
ニューヨークでの友人と離れたことで、殻に閉じこもるフレイザー。
母親のサラとは、折り合いが付かなくなっていました。同性の妻・マギーには、心を開いています。
憂鬱な毎日を過ごしていたフレイザーは、ある日、ケイトリンという少女に出会います。
ケイトリンの父親もサラと同じ、基地で同じく働く兵士です。
ケイトリンも初潮になり、性に対して興味を抱いています。
クラスメイトの女の子から電話番号を渡されたりと刺激的な学校生活を送る中で、フレイザーと自然と関わるようになります。
思春期の繊細な日々を描いた群青劇です。
『僕らのままで』のキャスト・監督
ドラマ「僕らのままで」の監督・キャストについてみていきましょう。
監督・脚本・製作総指揮:ルカ・グァダニーノ
監督・脚本・製作総指揮を務めているのは、ルカ・グァダニーノです。
1999年に公開された短編映画「Qui」で監督デビューをします。
同年に公開された映画「ザ・プロタゴニスツ」で長編監督デビューをしました。
その年のFEDIC特別賞を受賞し注目を集めます。
代表作としては、ロサンゼルス映画批評家協会賞監督賞を受賞した作品「君の名前で僕を呼んで」が挙げられます。
フレイザー役 ジャック・ディラン・グレイザー
主人公のフレイザーを演じるのは、俳優のジャック・ディラン・グレイザーです。
幼い頃から劇団に所属して舞台俳優として活躍をしていました。
2016年に公開された映画「ハロウィン2016」でスクリーンデビューをします。
代表作としては、2019年に公開された映画「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり」でエディ・カスプブラクの少年時代を演じています。
可愛らしい少年から現在は17歳となり大人になった姿に注目です。
ケイトリン役 ジョーダン・クリスティン・シモン
ケイトリンを演じるのは、女優のジョーダン・クリスティン・シモンです。
イタリア出身の新人女優です。
2018年に「Glo Up Remix」をリリースしてラッパーとして活動を始めます。
翌年に本作のメインキャストとして抜擢をされたのです。
サラ役 クロエ・セヴィニー
フレイザーの母親であるサラを演じるのは、女優のクロエ・セヴィニーです。
1982年から芸能界入りを果たし、1995年に公開された映画「KIDS/キッズ」で女優デビューをしました。
1999年に公開された映画「ボーイズ・ドント・クライ」ではインデペンデント・スピリット賞の助演女優賞を始め数多くの賞を受賞しています。
代表作としては、2003年に公開された映画「ドッグヴィル」や2006年に放送されたドラマ「ビッグ・ラブ」などを挙げることができます。
マギー役 アリシー・ブラガ
サラの妻のマギーを演じるのは、女優のアリシー・ブラガです。
2009年に公開された映画「シティ・オブ・ゴッド」で女優デビューをしました。
その後、2007年に公開された映画「アイ・アム・レジェンド」で一躍有名になります。
代表作としては、2010年に公開された映画「プレデターズ」や2020年に公開された映画「ニュー・ミュータント」などを挙げることができます。
リチャード役 キッド・カディ
ケイトリンの父親のリチャードを演じるのは、ラッパーで歌手の俳優のキッド・カディです。
2009年にシングル「Day ‘n’ Nite」でデビューをします。
同年にリリースされたアルバム「Man on the Moon: The End of Day」では全米アルバムチャートで初登場4位を記録しました。
その後も、歌手、ラッパーとして活躍をしていました。
俳優としては、2010年に放送されたドラマ「僕が教えるアメリカ成功術 」で俳優デビューをします。
2020年に放送されたドラマ「ウエストワールド」ではメインキャストとして出演をしています。
『僕らのままで』の注目ポイント
ドラマ「僕らのままで」の注目ポイントをみていきましょう。
監督が描いたのは、リアルなティーンエイジャー
ドラマ「僕らのままで」は、不安定な10代の青春をありのままに描いた作品といえます。
主人公のジャック・ディラン・グレイザーやジョーダン・クリスティン・シモンも10代ということで等身大のキャラクターを演じています。
また、フレイザーの母親が同性愛者で、妻がいるということもかなり新鮮な設定だと感じました。
自分とは何か、何をしたいのかを模索していく姿が丁寧に描かれています。
ケイトリンを演じたジョーダン・クリスティン・シモンは、本作が女優デビュー作品とは思えないほど安定した演技だと感じました。
大物女優のオーラを感じました。
今後の彼女の活躍にも期待が持てますね!
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
ってことで『僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE』1話観る。開始1分でルカ・グァダニーノ作品だとわかるし、桁違いに面白いのもわかる。ドラマ形式と映画監督の組み合わせでヤバいものが出来てしまうパターンの最新作。至福の1時間。休みだから全8話ビンジしようと思ったけど画面良すぎて体力いるな。
— Hiroki Shimazaki (@hi_loki_0x0p) April 12, 2021
「僕らのままで」見た。10代が感じる感情だったり、その瞬間、青春…感想難しい。でも最高だった
— まあこ (@ma_ko_nissi) May 3, 2021
自分の青春時代と重ねたという意見も多く挙がっていました。
『僕らのままで』まとめ
ルカ・グァダニーノ監督がテレビドラマに初挑戦したドラマ「僕らのままで」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作では、2019年に公開された映画「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり」でエディ・カスプブラクの少年時代を演じていたジャック・ディラン・グレイザーが主演を演じています。
また、本作が女優デビュー作品である新人のジョーダン・クリスティン・シモンの安定した演技にも注目できます。
自分とは何か、何をしたいのかを模索していく姿が丁寧に描かれており、自分の青春時代と重ねて観ると面白いかもしれませんね。