2021年7月8日に公開されたMCU映画「ブラック・ウィドウ」についての解説です。
「ブラック・ウィドウ」はアベンジャーズの創立メンバーでもあり、敏腕のスパイでもあります。
そんな、ナターシャ・ロマノフにスポットライトを当てたのが本作なのです。
気になる映画のあらすじ、キャスト、新キャラのヴィランについても調査してみました。
『ブラック・ウィドウ』あらすじ
1995年のオハイオ。
幼いナターシャとエレーナは、アレクセイとメリーナと「家族」として生活をしていました。
S.H.I.E.L.D.の追っ手を振り切り、キューバへと到着しました。
そこに待ち受けていたのは、「レッドルーム」と呼ばれるロシアの暗殺者を育成する組織に捉えられてしまいます。
それから21年後。
ナターシャは、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」での事件がきっかけで世界中から追われる身になっていました。
そんな中、妹のエレーナとブタペストで再会を果たします。
エレーナからかつて自分が所属していた「レッドルーム」がまだ存在しており、殺害したはずのドレイコフが生きていることを知ります。
レッドルームの所在地を探るために、かつての父親・アレクセイと、母親・メリーナと再会を果たします。
再び、家族として再会を果たしたナターシャ。
そこに現れた最強のヴィラン・タスクマスター。
タスクマスターの正体とは?
また、ナターシャの知られざる過去とは一体何なのでしょうか。
『ブラック・ウィドウ』のキャスト・監督
映画「ブラック・ウィドウ」のキャスト・監督についてみていきましょう。
監督:ケイト・ショートランド
監督を務めるのは、ケイト・ショートランドです。
オーストラリア出身の監督で、2004年に公開された映画「15歳のダイアリー」で監督デビューをしました。
その後、2012年に公開された映画「さよなら、アドルフ」では、シドニー映画祭で上映をされました。
第85回アカデミー賞外国語映画賞のオーストラリア代表作品と言えます。
ナターシャ・ロマノフ役 スカーレット・ヨハンソン
ナターシャを演じるのは、女優のスカーレット・ヨハンソンです。
8歳の時に舞台「Sophistry」でデビューをしています。
1994年に映画「ノース 小さな旅人」でスクリーンデビューを果たしています。
2001年に公開された映画「ゴーストワールド」でトロント映画評論家協会で助演女優賞を受賞しブレイクをしました。
代表作品としては、「アイアンマン2」「アベンジャーズ」シリーズを挙げることができます。
エレーナ・ベロワ役 フローレンス・ピュー
エレーナを演じるのは、女優のフローレンス・ピューです。
2014年に公開された映画「The Falling」で女優デビューをします。
その後、2016年に公開された映画「レディ・マクベス」で注目を集めます。
2019年に公開された映画「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」では、アカデミー賞助演女優賞ノミネートされました。
アレクセイ・ショスタコフ役 デヴィッド・ハーバー
アレクセイを演じるのは、俳優のデヴィッド・ハーバーです。
1999年に放送されたドラマ「Law & Order」で俳優デビューをします。
2005年の舞台「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない」でトニー賞演劇助演男優賞にノミネートされ注目を集めました。
2012年に公開された映画「エンド・オブ・ウォッチ」で一躍有名になりました。
代表作品としては、2016年に放送されたドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や2019年に公開された映画「ヘルボーイ」などを挙げることができます。
メリーナ・ヴォストコフ役 レイチェル・ワイズ
メリーナを演じるのは、女優のレイチェル・ワイズです。
1993年に芸能界入りをし、1995年に公開された映画「デスマシーン」で女優デビューをします。
その後、2005年に公開された映画「ナイロビの蜂」で注目を集めます。
アカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ賞 助演女優賞を受賞しました。
代表作品としては、1999年に公開された映画「ハムナプトラ」シリーズや2012年に公開された映画「ボーン・レガシー」や2017年に公開された映画「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」などを挙げることができます。
ドレイコフ役 レイ・ウィンストン
ドレイコフを演じるのは、俳優のレイ・ウィンストンです。
1979年に公開された映画「Scum」で俳優デビューをします。
その後、2006年に公開された映画「ディパーテッド」で注目を集めます。
代表作品としては、2007年に公開された映画「ベオウルフ/呪われし勇者」や2008年に公開された映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」などを挙げることができます。
『ブラック・ウィドウ』の注目ポイント
映画「ブラック・ウィドウ」の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
タスクマスターのモデルはターミネーターだった!?
映画「ブラック・ウィドウ」では、新キャラのヴィランとして「タスクマスター」が登場します。
タスクマスターは、公開前の考察として「タスクマスターは二人いる」や「タスクマスターはOTファグンベル」などと噂されていました。
しかし、実際はあまりひねりが無く映画の途中から正体が分かる構成となっていました。
原作では、男でトニー・マスターズという名前で格闘技術の教官という設定です。
脚本を担当したエリック・ピアソン「最初の話し合いではターミネーターのT-1000のようなイメージを考えていました。武器商人という背景もあったのですがプロットに対して余計だと感じて無駄なものを乗せたくないと感じ、目的をもって迫る交渉の余地のない者という設定にした」と言います。
実際に、タスクマスターから逃げるシーンでは、バイクに乗って逃げたり、ターミネーターのT-1000が追いかけるような危険が迫る演出をしていました。
また、タスクマスターの背景も原作とは異なり悲しい過去がさらにシリアスさを増していると言えますね。
「エンドゲーム」でナターシャが決断した理由が明らかに!?
2019年に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、ナターシャの決断の理由が明らかになっていません。さらに、トニー・スタークの葬式の様子が描かれていますが、ナターシャに関しては何もありませんでした。
そのため、ファンからは賛否両論が起こっていたのです。
本作では、ナターシャが「家族」をどれほど愛していたかが描かれています。
血が繋がっていなくとも同じ時間を過ごした家族であるからこそ助け合い、信じ合えると言えます。
ですから、ナターシャはもうひとつの家族である「アベンジャーズ」を愛していたことが分かります。
本作を観ることで、ナターシャの決断の背後にあった思いが分かりますね!
ナターシャのもうひとつの素顔
映画では「家族団らん」が描かれています。
そこでは、自慢話ばかりする父親に対して娘たちが飽きれながらも笑っている和気あいあいとした様子が描かれています。
アベンジャーズで描かれるナターシャは、軽快な動きといつも冷静沈着な表情が特徴です。
しかし、本作では妹のエレーナがヒーローあるあるの「スリー・ポイント・ランディング(三点着地)」をいじるのです。
またナターシャが何か言うと「出た!ヒーロースピーチ」などといじります。
小生意気な妹のエレーナが、これまでのクールな仮面を被ったナターシャから素顔を解放させていました。
姉妹の掛け合いにも注目ですよ!
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
🌻今日の積み上げ🌻
⏰ 時間=5時間57分
今日は久しぶりに予定がなかったので映画を見に行きました!ブラック・ウィドウです🕵️♀️最高にかっこいい&美しい&感動の作品。マーベル好きの方以外でも楽しめる内容だと思いました〜良い休日だったな。
では、良い夢見ろプスッ!
— つまようじ🌻圧倒的努力🌻 (@Puspusu) July 29, 2021
「ブラック・ウィドウ」観てきて帰宅しました…。ナターシャのもう1つの家族の物語…。観ながらガーディアンズの家族のかたちを思い浮かべていました。屈辱を受け、ひれ伏されそうになっても、絶対に諦めない強さと気高さを持ったナターシャが本当にかっこよかったです…。あとエレーナのキャラ最高。
— (や)さなえ (@S_astre) July 28, 2021
ナターシャのアクションはもちろんのこと、エレーナのキャラクターが好きだと高評価を得ていました。
『ブラック・ウィドウ』まとめ
2021年7月8日に公開されたMCU映画「ブラック・ウィドウ」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、アベンジャーズの創立メンバーでもあり、敏腕のスパイの「ブラック・ウィドウ」にスポットライトを当てた作品で、彼女が「アベンジャーズ/エンドゲーム」での最後の選択をした理由が明らかになる作品と言えます。
アベンジャーズシリーズを知らない人でもスパイ映画として楽しめますし、MCUファンは必見です。
新キャラであるヴィランの「タスクマスター」はターミネーターのT-1000をモデルにしていたそうです。
T-1000のような冷酷で謎めいている最強のヴィランとして描かれていました。
また、これまでのアベンジャーズのナターシャとは違った一面も観ることができとても新鮮ですよ。