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実写『耳をすませば(耳すま)』評価はいまいち?原作・あらすじ・キャスト【ネタバレ】

実写『耳をすませば(耳すま)』評価はいまいち?原作・あらすじ・キャスト【ネタバレ】邦画
引用元:公式Twitter@mimisuma_movie

2022年10月14日に公開の耳をすませばについての解説です。
不朽の名作、『耳をすませば』の10年後を描いた作品として公開前から注目を集めていました。

公開されると評価がいまいちだったのです。それはなぜでしょうか。

映画の原作との違い、あらすじ、キャストをネタバレありで調査してみました。

『耳をすませば』あらすじ

読書好きの中学生・月島雫
図書貸出カードでよく見かける「天沢聖司」。
自分よりも早くどんな本も読んでいる。

二人はあるきっかけで出会いますが、それは最悪なものでした。
しかし、夢を追いかける聖司に次第に惹かれていく雫。
そんなある日、聖司から「イタリアへ渡る」と打ち明けられます。
そして、10年後に必ず会おうと誓うのでした。

それから10年後の1998年。
雫は、児童書の編集者として勤務をしながら小説家への夢を追い続けていました。
しかし、思い通りになりません。
ある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい仕事か夢かの選択を迫られることに。

一方でイタリアへ渡った聖司も順風満帆ではありませんでした。
くじけそうになった時の支えは、雫だったのです。

果たして、雫と聖司が導き出した答えとは一体何なのでしょうか。

『耳をすませば』の監督・キャスト

映画『耳をすませば』の監督・キャストについてみていきましょう。

監督・脚本:平川雄一朗

監督・脚本を務めるのは、平川雄一朗です。

2003年に放送の『Stand Up!!』で演出家としてデビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2004年に放送の『世界の中心で、愛をさけぶ』演出家を務めたことでした。

その後、『白夜行』や『JIN-仁-』や『義母と娘のブルース』など人気ドラマを担当しました。
代表作としては、2012年に公開の『ツナグ』や2020年に公開の『約束のネバーランド』などがあります。

月島雫役 清野菜名

雫を演じるのは、女優の清野菜名です。

2007年にファッション誌『ピチレモン』のオーディションでグランプリ・ペンティーズ賞を受賞して芸能界入りをします。

2012年に公開の『桜蘭高校ホスト部』で女優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2014年に公開の『TOKYO TRIBE』に出演をしたことでした。

代表作としては、2020年に公開の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』や2022年に公開の『耳をすませば』などが挙げられます。

月島雫役(中学生)安原琉那

雫の中学時代を演じるのは、子役の安原琉那です。

2011年に放送の『その女、シルバ』で子役デビューをしました。
その後は、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』や『スカーレット』など人気ドラマで子役を演じています。

代表作としては、2018年に放送の『7人の夫-劇団ヘラクレスの掟NextStage-』や2022年に公開の『あこがれの色彩』などがあります。

天沢聖司役 松坂桃李

聖司を演じるのは、俳優の松坂桃李です。

2008年に『チャレンジFBモデル2008オーディション』でグランプリを受賞して芸能界入りを果たします。
2009年にドラマ「侍戦隊シンケンジャー」で俳優デビューをします。

2011年には映画『アントキノイノチ』や『僕たちは世界を変えることができない。』に出演をして第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第33回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞して一躍有名になりました。

翌年には、NHKドラマ『梅ちゃん先生』や映画『ツナグ』に出演して、、第36回日本アカデミー賞の新人俳優賞など数多くの賞を受賞しました。
日本を代表する売れっ子俳優と言えますね。

天沢聖司役(中学生)中川翼

聖司の中学時代を演じるのは、子役の中川翼です。

4歳で子役デビューをしました。

その後、2015年に放送の『ORANGE』でドラマデビューをします。
2017年には大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演をしました。

代表作としては、2016年に公開の『僕だけがいない街』や2021年に放送の『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』などがあります。

杉村竜也役 山田裕貴

竜也を演じるのは、俳優の山田裕貴です。

2010年に芸能界入りを果たし、2011年に放送されたドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』で俳優デビューをします。
翌年には、ドラマ『D×TOWN ボクらが恋愛できない理由』で初主演を務めました。

2014年には映画『ライヴ』で初主演を務めます。
2016年の舞台『宮本武蔵(完全版)』では主演を演じて、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞しました。

カメレオン俳優としても有名で、コミカルからシリアスな役柄まで幅広く演じています。

原田夕子役 内田理央

夕子を演じるのは、モデルで女優の内田理央です。

2010年に放送の『アイドルの穴〜日テレジェニックを探せ!〜』で芸能界入りをします。
その後、2014年に放送の『仮面ライダードライブ』で女優デビューをしました。

2017年にはドラマ『将棋めし』で初主演を務め注目を集めます。
代表作としては、2016年に公開の『血まみれスケバンチェーンソー』や2020年に公開の『クソみたいな映画』などがあります。

出版社の部長 音尾琢真

出版社の部長を演じるのは、俳優の音尾琢真です。

1996年に劇団『TEAM NACS』を結成します。

2005年からはドラマ『相棒』や『アベレイジ』などの人気ドラマに出演をします。
その後、2012年に放送の『スープカレー』では主演を務めました。

代表作としては、ドラマ『山村美紗サスペンス 黒の滑走路』や2021年に公開の『るろうに剣心 最終章 The Final』などがあります。

園村役 田中圭

園村を演じるのは、俳優の田中圭です。

2000年に芸能界入りを果たし、2003年に放送されたドラマ『WATER BOYS』で注目を集めます。

その後、2008年に公開された映画『凍える鏡』で主演を務め、翌年に放送されたドラマ『ホームレス中学生2』でドラマ初主演を務めました。

田中圭を一躍有名にしたのは、2018年に放送されたドラマ『おっさんずラブ』です。
さらに2019年に放送されたドラマ『あなたの番です』でも原田知世と共に主演を務めて話題を呼びました。

最近では、2021年に放送されたドラマ『らせんの迷宮 〜DNA科学捜査〜』や2021年に公開された映画『総理の夫』などでも主演を務めています。

『耳をすませば』の注目ポイント

映画『耳をすませば』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。

原作は?

映画『耳をすませば』の原作は、少女まんが雑誌『りぼん』で連載された、柊あおいの『耳をすませば』が基になっています。
実は、原作漫画は連載が途中で打ち切りになっており不完全燃焼のまま終わっています。

そのため、ジブリアニメとして企画が挙がった時に原作者の柊あおいは「私が描き方かった続きが描かれている」と大満足だったとか。
そのため、今回の実写化でもベースは原作漫画ですが、下敷きとなったのはアニメ版と言えますね。

原作との違い

映画『耳をすませば』は原作漫画を基にしていますが、原作と異なる点がいくつかあります。
例えば、聖司は原作では絵を描くことが好きでしたが、劇中ではチェリストになっています。
変更した理由は、絵を描くことだと楽しさを実写映像として伝わりにくいため音楽にしたそうです。しかし、バイオリンだとアニメと同じになることからチェリストになったとか。

また、原作では「カントリーロード」は登場しません。
そのため、音楽を奏でる名シーンでは「翼をください」に変更されています。

さらには、原作では雫は中学1年生ですが、劇中ではアニメと同じ中学3年生となっています。
その他にも、雫の姉と聖司の兄が交際していたり、雫が住んでいる家が違ったりと原作とは少し違った設定が多くあります。

評価がいまいちだった理由

映画『耳をすませば』の評価がいまいちだった理由をいくつか考察します。

原作とアニメを融合

映画『耳をすませば』が公開前から不評だった理由として「原作とアニメを融合」させている点があります。
舞台は、原作から1988年の10年後の1998年となっています。
雫と聖司の物語は、中学生で終わっているから美しいのだからあえてその先を描くのは企画から間違っている、という意見も挙がっているほど。

さらに、原作を基にしていますがジブリアニメを下敷きにもしているので、要所要所でアニメを彷彿とさせる演出が登場します。
例えば、物語は中学時代と現在の二つの時間軸構成となっています。
中学時代では、アニメの名シーンをそのまま子役らが演じており、アニメ版を観た人からすると見飽きたシーンとも言えますね。

個人的には、もう少しオリジナルの脚本を加えても良かったのではないかと思います。

カントリー・ロードが登場しない

映画『耳をすませば』の評価がいまいちだった理由としては名曲の「カントリー・ロード」が登場しないという点です。
楽曲が「カントリー・ロード」から「翼をください」へ変更となっているのは、原作が柊あおいの『耳をすませば』だからです。

しかし、アニメのカントリー・ロードを歌うシーンで「翼をください」を歌う演出というのは違和感を抱いたファンも多かったと言えます。
ちなみに、「翼をください」以外の候補としてカーペンターズなどの洋楽が挙がっていたとか。
最終的に「翼をください」に決定したのは、歌詞とストーリーとの調和性が取れていたからだそうです。

原作漫画では、スピンオフ作品として登場した漫画の中で「翼」というキーワードが登場します。
そのため、「翼をください」の歌詞との調和性を考えてこの曲に決定したと言えますね。

ラストが期待外れ【ネタバレ】

映画『耳をすませば』の評価がいまいちだった最後の理由として「ラストが期待外れ」だったことがあります。
雫が編集者として働きながら小説家を夢見ていましたが、くじけそうになったので聖司に会いにイタリアへ行きます。

ラストは、アニメの名シーンの自転車の後部座席に雫を乗せて、朝日を見に行きます。
そこで「雫、結婚しよう。愛している」というのです。
これは、原作ではプロポーズのシーンはありません。さらに、アニメでも描かれなかった「愛している」というプラスαのセリフもあり、ロマンチックさを演出させています。

しかし、ネット上では「結婚が二人のゴールというのは安易すぎる」「あえて10年後を描いたのに、オチが普通過ぎる」といった意見が挙がっていました。

松坂桃李の演技の高さ

映画『耳をすませば』の評価がいまいちでしたが、聖司を演じた松坂桃李の演技力は高評価を得ていました。

チェリストを演じるにあたって、これまでチェロを触ったこともなったそうですが猛練習の結果、音楽プロデューサーの北原京子が松坂桃李の演奏を見て「松坂君はチェロの経験者なの?」と思うほどの腕前だそうです。
実際に、松坂桃李もインタビューで「しばらく音楽ものはいらない」と言うほどだったとか。

さらに、普段は左利きの松坂桃李ですが、聖司を演じるにあたって、右利きに変更して演奏や食事、手紙を書いたりしたといいます。
すごい役作りですよね。

ネット上の感想

ネット上の感想についてみていきましょう。

不朽の名作の続編で実写版ということもあり期待度が高い分、評価につながらないと言えますね。

まとめ

2022年10月14日に公開の『耳をすませば』の原作、あらすじ、キャストを調査してみました。
不朽の名作『耳をすませば』の10年後を描いた作品で、原作漫画とアニメが融合した世界観です。

評価がいまいちだった理由として「原作とアニメが融合」「名曲が登場しない」「ラストが期待外れ」などが挙げます。
しかし、聖司を演じた松坂桃李の演技力は高評価を得ていました。

誰しもが知る名作のその後を描いた挑戦的な作品ですが、漫画やアニメのその後の「可能性のひとつの物語」として観るといいかもしれないですね。

この記事を書いた人

映画・ゲーム・食べることが好き。
お風呂と小動物が癒し。

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