『ノマドランド』2021年映画界の賞を総なめにした作品紹介

ノマドランド洋画
出典元:https://www.laughingplace.com/

2021年のゴールデングローブ賞の最高賞とも言われているドラマ賞、監督賞を受賞した映画「ノマドランドが注目を集めています。
日本での公開日が、2021年3月26日とネット上でも話題を呼んでいます。

映画「ノマドランド」のキャストあらすじ、注目ポイントについて徹底追及していきたいと思います。

あらすじ

主人公のファーンは、夫を亡くし勤務していたネバダ州エンパイアの石膏工場がリーマンショックの影響で閉鎖されてしまいます。それによって町も封鎖されてしまったのです。
長年住んでいた家を失ったことで「ハウスレス」となることを決意します。

ファーンは、キャンピングカーでの放浪の旅先で様々な人々と出会います。
PTSDを患った人、愛する人に先立たれた人、余命宣告された人など、それぞれの悲しみや痛みを背負いながらも賢明に生きる人々と接することでファーンの心境にも変化が起きます。

「現代のノドマ」のリアルを描いた作品で、Amazonの仕分け作業、ビートの収穫作業、RVパークの管理業務、商業施設のキッチンコーナーなどの短期バイトをしながら各地を放浪をしていくのです。

生きるとは何か?
人とのかかわりの素晴らしさとは何か?
人生の目的とは何か?

ファーンが見出した答えとは何だったのでしょうか。

原作は?

映画「ノマドランド」の原作はジャーナリストであるジェシカブルーダーが発表した2017年「ノマドランド:21世紀のアメリカを生き抜く」が基になっています。

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数百人のノマドに取材を繰り返し、2万4000キロの旅をすることで見えてくるリタイアなき過酷な現実を書いています。

『ノマドランド』のキャスト・監督

映画「ノマドランド」のキャスト・監督についてみていきましょう。

監督・クロエ・ジャオ

監督・クロエ・ジャオ (1)

出典元:https://www.timeslive.co.za/

監督はクロエ・ジャオです。

2008年頃から映画製作に携わり、2010年に公開された映画「Daughters」で学生短編映画賞、シネクエスト映画祭審査員特別を受賞しました。
その後、2015年に公開された映画「Songs My Brothers Taught Me」で第31回インディペンデント・スピリット賞でノミネートされたのです。

2017年の映画「ザ・ライダー」では、第70回カンヌ国際映画祭で芸術映画賞、インディペンデント系映画の映画祭では、ボニー賞を受賞するなど注目を集めました。

ファーン役 フランシス・マクドーマンド

ファーン役 フランシス・マクドーマンド

出典元:https://thefilmstage.com/

60歳にして、ノドマという生き方を選択したファーンを演じたのは、女優のフランシス・マクドーマンドです。

1984年に公開された映画「ブラッド・シンプル」で女優デビューを果たしました。
その後、1996年に公開された映画「ファーゴ」と2017年に公開された映画「スリー・ビルボード」でアカデミー主演女優賞を受賞しました。

2011年には舞台「Good People」、2015年には舞台「オリーヴ・キタリッジ」でエミー賞を受賞しています。

アカデミー賞、エミー賞、トニー賞を受賞している演劇三冠王としても有名ですね。

デヴィッド役 デヴィッド・ストラザーン

デヴィッド役 デヴィッド・ストラザーン

出典元:https://variety.com/

デヴィッドを演じているのは、俳優のデヴィッド・ストラザーンです。

1979年から芸能界入りを果たし、1980年に公開された映画「セコーカス・セブン」で俳優デビューをしました。

2005年に公開された映画「グッドナイト&グッドラック」では、アカデミー賞主演男優賞にノミネートをされました。
その後も数多くの映画、ドラマに出演をしている実力派俳優と言えます。

「ノマドランド」のキャストの多くはノンプロ俳優

「ノマドランド」のキャストの多くはノンプロ俳優 (1) (1)

出典元:https://www.usatoday.com/

映画「ノマドランド」では、リンダ・スワンキー・ボブなどノンプロ(俳優経験がない)人たちを多く起用しています。

ノンプロ俳優を起用するのあたり監督・ジャオは、「俳優陣らにはただ話を聞く」ことだけを指示したそうです。

俳優から演技方法などを言うのではなく、ノンプロ俳優が持つ自然さを大切にしていったと言います。
ファーンを演じた、マクドーマンドはノンプロ俳優の話を上手く聞き取りながら、シーンから外れないように演じていたというのです。

まさに、名女優ですよね。

『ノマドランド』の注目ポイント

映画「ノマドランド」の注目ポイントについてみていきましょう。

第78回ゴールデングローブ賞の作品賞・監督賞受賞!

2021年2月28日に開催された第78回ゴールデングローブ賞で、ドラマ部門で作品賞、監督賞を受賞したのです。
女性の監督が、監督賞を受賞するのは37年ぶりの快挙となるそうですよ!

さらに、ベネチア国際映画祭の金獅子賞トロント国際映画祭の観客賞を受賞しており、映画界の賞を総なめにしているのです。

ホームレスじゃなくてハウスレス

劇中で教え子から「ホームレスになってしまったの?」という質問に対してファーンは「ホームレスじゃなくてハウスレスよ」と答えるシーンがあります。

家を持たず車上生活をする現在型のノマド(遊牧民)をリアルに描いているのです。
季節労働で資金を貯めながら各地を転々とする姿は、衝撃的です。

撮影では、ネバダ、アリゾナ、サウスダコタ、カリフォルニアと各地の美しい映像が流れ、セリフはほとんどなく映像が語り掛けてきます。
雄大な空、広大な草原など息をのむ光景に魅了されること間違いなしですよ。

曲にもこだわった

さらに、劇中の曲にもこだわっています。
作曲家であるルドヴィゴ・エイナウディが担当をしています。

監督・ジャオは、ルドヴィゴ・エイナウディと直接的なかかわりはなく、YouTubeで「Elergy for the Actic」のMVを観たことで衝撃を受けたそう。

「Elergy for the Actic」がこちらです。

映像で唯一無二のピアノの旋律に合わせながら、氷山が崩れるのを観たときに何かを感じたそうです。
ルドヴィゴ・エイナウディの心現れる旋律と雄大な景色が素晴らしいと大絶賛をされていました。

まとめ

映画「ノマドランド」が2021年に行われたゴールデングローブ賞の作品・監督賞受賞をして話題を呼んでいます。
監督は、37年ぶりに女性で監督賞を受賞したクロエ・ジャオです。

ファーンは、フランシス・マクドーマンド、デヴィッドはデヴィッド・ストラザーンが演じています。それ以外のキャストは、ノンプロ俳優を起用しているという点も注目されています。

また、曲は監督自らほれ込んだ作曲家・ルドヴィゴ・エイナウディが担当をしています。

アカデミー賞だけではなく、ベネチア国際映画祭の金獅子賞、トロント国際映画祭の観客賞を受賞しており、映画界の賞を総なめにした作品をぜひご覧ください。