2021年6月28日にU-NEXTで独占配信された映画「OSLO/オスロ」についての解説です。
1993年にノルウェーのオスロで結ばれたラビン首相とアラファト議長が結んだ「オスロ合意」の裏側に1組のノルウェー夫婦が関係をしていたのです。
映画のあらすじ、キャスト、ネット上感想について調査してみました。
『OSLO/オスロ』
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『OSLO / オスロ』あらすじ
1992年12月、舞台はノルウェーの首都・オスロ。
外交官のモナ・ユールと社会学者のテリエ・ロード=ラーセンの夫婦は、ある計画を極秘に進めていました。
それは、敵対するイスラエルとパレスチナの対話の場を設けるということ。
当時は、イスラエルとパレスチナは会話することすら禁じられており、パレスチナではイスラエル人と話すことは死を意味するほど危険なことだったのです。
そんな中で、二人は非公式の裏ルートを作り平和交渉のため奮闘をするのでした。
『OSLO / オスロ』のキャスト・監督
映画「OSLO / オスロ」のキャスト・監督についてみていきましょう。
監督・製作:マーク・プラット/スティーヴン・スピルバーグ
マーク・プラットは、2016年に公開された映画「ラ・ラ・ランド」や2020年に公開された映画「シカゴ7裁判」や2021年に公開された映画「クルエラ」などを挙げることができます。
スティーブン・スピルバーグは言わずと知れた名監督で、2018年には総興行収入が100億ドル(約1兆728億円)を超えた映画監督なのです。
「ジョーズ」を始め、「未知との遭遇」「E.T.」「ジュラシックパーク」シリーズなど名作を数多く輩出しています。
最近では2020年に公開された映画「シカゴ7裁判」や2022年公開予定の「インディ・ジョーンズ5」などを挙げることができます。
モナ・ユール役 ルース・ウィルソン
モナ・ユールを演じるのは、女優のルース・ウィルソンです。
2007年に放送されたドラマ「ジェイン・エア」で女優デビューをします。
その後、2009年に公開された映画「スモール・アイランド」でスクリーンデビューをしました。
代表作品としては、2010年に放送されたドラマ「刑事ジョン・ルーサー」や2014年に放送されたドラマ「アフェア 情事の行方」などを挙げることができます。
テリエ・ロード=ラーセン役 アンドリュー・スコット
ラーセンを演じるのは、俳優のアンドリュー・スコットです。
1995年に俳優として活動を始めると、1998年に公開された映画「プライベート・ライアン」で兵士役を演じました。
2003年に公開された映画「Dead Bodies 」でアイルランド映画・テレビアカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞して一躍有名になりました。
代表作品としては、2015年に公開された映画「007 スペクター」や2010年に放送されたドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」などを挙げることができます。
『OSLO / オスロ』の注目ポイント
映画「OSLO / オスロ」の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
日本では舞台にもなった
本作は、オビー賞、ドラマ・デスク賞など数々の演劇賞を総なめに「OSLO」を基にしています。
日本では、坂本昌行が主演を務め、元宝塚トップスター・安蘭けい、福士誠治やA.B.C.-Zのメンバーとして活躍もしている河合郁人など豪華キャストで舞台化もされた作品です。
終始密談で進む会話劇ですが、演出や迫真の演技で緊張感がこちらまで伝わってきて、二転三転する脚本の流れも観ていて最後まで飽きません。
総監督がスピルバーグということも注目ポイントです。
画面ごとのカラーを重視した配色や白熱する攻防でのカメラアングルはスピルバーグらしい作品だと言えますね。
オスロ合意とは?
1948年に第一次中東戦争が勃発します。原因は、国連が決めた領土問題でした。
そして、1956年に第二次中東戦争が勃発します。
1964年にPLO(パレスチナ解放機構)が設立します。
PLOは、イスラエルに追われたパレスチナ系の人々が設立した政治組織です。
3代目議長としてアラファトが就任してパレスチナ国家樹立に向けて活動をしていました。
1967年に第三次中東戦争、1973年に第四次中東戦争が勃発して、アラブ諸国が石油戦略を採りました。
そのため、第一次石油危機が起こり日本の経済にも影響を及ぼす結果となったのです。
1993年にアメリカの当時の大統領であるクリントン大統領が仲介しイスラエルとPLOが調印をしました。
内容は3つのことを約束します。
この握手は「歴史的握手」として有名で約70年以上に及ぶ内戦に終わりを告げるものと期待をされました。
ラビン首相とアラファト議長は、ノーベル平和賞を受賞したことでも有名ですよね。
映画を観る前に「オスロ合意」の背景や紛争がなぜ起こったのかを知っておくとより楽しむことができますよ。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
『OSLO/オスロ』イスラエルとパレスチナ解放機構のオスロ合意について殆ど知らず、ノルウェー人夫婦が和平交渉に尽力した実話に驚いた。スリリングな会話劇で、原作はトニー賞受賞の舞台。先日のガザ攻撃を思うと虚しさも感じるけど、個々の人間同士が対話をすれば道は開けると信じるしかない。 #UNEXT pic.twitter.com/m72y0j5Vom
— ドスティ (@drinkbarkamo) July 18, 2021
HBO映画『OSLO/オスロ』を一足先に拝見。93年にイスラエルとパレスチナの間で結ばれた歴史的な和平合意の裏側に、とあるノルウェー人夫妻の並々ならぬ尽力があったとは全然知らなかった。彼らがセッティングした秘密裏の外交ルートを通じて、両者の対話が少しずつ少しずつ進んでいく。
— Ushizu Atsunobu (@tweeting_cows) June 24, 2021
オスロ合意の裏側にあったノルウェー夫婦の活躍を描いた作品に高評価を得ていました。
『OSLO / オスロ』まとめ
2021年にU-NEXTで独占配信された映画「OSLO/オスロ」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、総監督がスピルバーグでルース・ウィルソンとアンドリュー・スコットが演じています。
実話を基にしているため、「歴史的握手」と言われたオスロ合意までに至る秘話がとても面白いとネット上でも話題を呼んでいました。
映画を観る前にオスロ合意の背景や情勢を知っておくとより楽しめますよ!