2019年12月20日にNetflixで独占配信された『ウィッチャー』についての解説です。
本作は、世界中で人気の『ウィッチャー』を完全ドラマ化しており、2021年12月17日からはシーズン2も配信がスタートしています。
ネット上では「時系列がひどい」と言われています。
今回は、初めて観る人にも分かりやすくドラマの舞台背景や時系列を解説します!
『ウィッチャー』あらすじ
ウィッチャーの世界観
舞台となる世界には、人間の他にエルフやドワーフなどが暮らしていました。
そこに「天体の合(ごう)」と呼ばれる魔法の大変動が起こります。
ウィッチャーでは、度々「天体の合」が登場します。
天体の合が発生したことで、異世界との境界が壊れ、この世に獣や悪魔が蔓延るようになりました。
人間は魔物たちに対抗をするため、怪物退治の専門家で『ウィッチャー』が誕生をします。
ウィッチャーは、ミュータントで薬により超人的な能力を持っています。
いくつかの流派があり、政治には干渉しません。
また、寿命も長く100歳~400歳近く生きるウィッチャーもいます。超人的な能力を持つウィッチャーですが、弊害として子孫を残すことはできません。
ウィッチャーには様々な流派があり、主人公のゲラルドは狼流派なので銀の首飾りを身に着けています。
人間が国を治めるようになると「北方諸国」と呼ばれる大陸の北側の国々「ケイドウェン」「レダニア」「エイダーン」「シントラ」などが物語の舞台となっています。
『ウィッチャー』のキャスト
ドラマ『ウィッチャー』のキャストについてみていきましょう。
ゲラルト役 ヘンリー・カヴィル
通称:白狼、ブラビケンの殺し屋
歴代最強のウィッチャーと言われています。冷静沈着で近寄りがたい雰囲気がありますが、誰よりも人情深く仲間思いです。
人気ゲーム「モンスターハンター」にも登場をします。
ゲラルトを演じるのは、俳優のヘンリー・カヴィルです。
2002年に芸能界入りを果たします。
ブレイクのきっかけは、2013年に映画『マン・オブ・スティール』でスーパーマンを演じたことことでした。
その後、スーパーマンシリーズに出演をしています。
代表作としては、2007年に放送の『THE TUDORS〜背徳の王冠〜』や2018年に公開の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などを挙げることができます。
シリ(シリラ)役 フレイヤ・アーラン
シントラの王女で、キャランセ女王の孫にあたります。
南の大国ニルフガードの王位をはく奪されたダニーという男は、シントラ国の姫パヴェッタとの間に生まれました。
母であるパヴェッタは、古代エルフの末えいでシリも不思議な力を持っています。
「予言の子」と呼ばれ、壮絶な運命を辿ります。
シリを演じるのは、女優のフレイヤ・アーランです。
2017年に映画『キャプテン・フィアース 』で本格的に女優デビューをしました。
本作がドラマで初めてメインキャストを務めた作品です。
『ウィッチャー』で2021年にはサターン賞にもノミネートされました。
イェネファー役 アーニャ・チャロトラ
ヴェンガーバーグのイェネファーは、エルフの血を宿す魔法使いで、強大な魔力を持ちます。
小説やゲームでも中心人物ですが、生い立ちを詳しく描いているのが今作です。
イェネファーを演じるのは、女優のアーニャ・チャロトラです。
2018年に芸能界入りを果たします。
同年に放送の『ワンダーラスト』で主演を務めました。
今作の出演でブレイクを果たしました。
ヤスキエル役 ジョーイ・ベイティ
ゲームや小説では「ダンディリオン」と呼ばれています。
吟遊詩人で、明るくてお調子者のトラブルメーカーです。ヤスキエルはシーズン2にも登場するメインキャストのひとりです。
ヤスキエルを演じるのは、俳優のジョーイ・ベイティです。
2013年に俳優デビューをしました。
翌年には映画『ライオット・クラブ』でスクリーンデビューもします。
今作に出演してブレイクを果たしました。
『ウィッチャー』の注目ポイント
ドラマ『ウィッチャー』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
『ウィッチャー』の原作
『ウィッチャー』の原作は、ポーランドの作家のアンドレイ・サプコフスによる小説が基になっています。
1986年に出版された「The Witcher」から始まり、3冊の短編集と1冊の長編と5冊からなる「ウィッチャーサーガ」からなります。
さらに、ゲームやコミックもされており、今作ではNetflixでドラマ化がされました。
ウィッチャーと言えば、ゲームの「ウィッチャー3」が一番有名で、ゲームオブイヤーを受賞しました。
ドラマの時系列
A quick crash course in the multiple timelines of The Witcher. #TheWitcher pic.twitter.com/qdBVq7ih7R
— Netflix Geeked (@NetflixGeeked) January 7, 2020
今作のドラマは、短編集→ウィッチャーサーガ→ゲームシリーズの中で日本では未だ出版がされていない「短編集」のストーリーをドラマ化しているのです。
つまり、日本では初上陸と言っても過言ではない内容なのですね!
エピソード | 年代 | 視点 | 主なできごと |
---|---|---|---|
エピソード2 | 1206年 | イェネファー | イェネファーがアレツザに売られる |
エピソード3 | 1210年 | イェネファー | イェネファーの体が変身する |
エピソード1 | 1231年 | ゲラルト | ゲラルトがブラビケンの殺し屋と呼ばれる |
エピソード2 | 1239年 | ゲラルト | ゲラルトとヤスキエルがエルフに捕らえられる |
エピソード4 | 1240年 | イェネファー | イェネファーの女王は暗殺され、イェネファーは魔女になる |
エピソード4 | 1249年 | ゲラルトとシリ | ゲラルトは、ダニーとパヴェッタ姫の仲を取り持ったことで今後 子供が生まれたら「驚きの法」を約束する |
エピソード5 | 1256年 | ゲラルトとイェネファー | ゲラルトとイェネファーが出会う |
エピソード6 | 1262年 | ゲラルトとイェネファー | ゲラルトとイェネファーが再会を果たし、ドラゴン狩りに参加。 ゲラルト思いがジン「の願い」だと知り、 イェネファーはゲラルトとの関係を断つ |
エピソード7 | 1263年 | ゲラルト | ゲラルトがシリを救うためシントラへ戻るが、捕らえられる |
エピソード1 | 1263年 | シリ | ニルフガードがシントラへ攻撃をして、敗北する |
エピソード7 | 1263年 | イェネファー | イェネファーがアレツザに戻る |
エピソード1 | 1263年 | シリ | キャランセ女王が自殺して、シリは逃亡者になる |
エピソード8 | 1263年 | イェネファー | イェネファーはソドンの丘でニルフガードと戦い、その後姿を消す |
エピソード8 | 1263年 | ゲラルトとシリ | ゲラルトとシリが再会 |
ドラマの時系列がバラバラで初めて観る人には展開も早く、意味が分からないと思う人も少なくないようですね。
シーズン2では待望の「ウィッチャーサーガ」が描かれています。
シーズン2は2021年12月17日からNetflixで独占配信がされています!
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
ドラマ『ウィッチャー』
★★★☆☆
ゲームのウィッチャー3のプレイヤーーだけど、視聴者が時系列や設定やキャラクターのことを知ってるテイで進んでくから難しい。難しいから適当に見たけど、世界観の完成度が高いからそれだけで面白かった。 pic.twitter.com/r6uEOJ91HQ— 三浦冬太朗 小説・詩書く 映画好き 読書 (@miura_fuyutaro) November 1, 2020
ウィッチャー、お正月に姉に「観たいドラマがあるんだよねー一緒に観ない?」と誘い1話目から見直すことで姉を引き込むことに成功した☺️☺️
Netflix販促キャンペーンみたいになってた笑確かに時系列混乱する
カヴィルさんをさらに好きになる
これ以上なくはまり役だと思う!
S2が楽しみ!— すう🖤🏳️🌈🪷 (@plum_pot_221b) January 7, 2020
主役を務めたヘンリー・カヴィルがはまり役だと高評価を得ていました。
『ウィッチャー』まとめ
2019年12月20日にNetflixで独占配信された『ウィッチャー』の時系列や舞台背景、キャストについて解説しました。
本作は、ポーランドの作家のアンドレイ・サプコフスによる小説が基になっており、ゲームやコミック化もされている人気作品です。
Netflixで独占配信されたのは、日本では出版がされていない「短編集」のストーリーをドラマ化しています。
2021年12月17日から配信されているシーズン2では「ウィッチャーサーガ」がドラマ化されています。
シーズン1では、ゲラルト、シリ、イェネファーそれぞれの過去と現在の視点も物語が進むため、時系列が難しいという意見も挙がっていました。
しかし、主演を務めたヘンリー・カヴィルがはまり役だと高評価を得ており、作品のクオリティは高いです。
ドラマを観る前に時系列をある程度把握しておくとさらに作品を楽しめますよ!