映画『スナッチ』『シャーロック・ホームズ』『コードネーム U.N.C.L.E.』で監督を務めた、ガイ・リッチー監督の作品がついに上映開始!
イケてるおじさんたちの騙しあい、と聞くと『スナッチ』を彷彿とさせるストーリーに、ファンたちの間でも期待が高まりまくり!
さらには映画ファンが唸るような小ネタがたくさん隠されていると知り、わくわくしながら鑑賞!
さて、一体どんな映画なのでしょうか?
『ジェントルメン』鑑賞。ガイリチはこの手の映画を10年に一度は撮らないと死ぬ病気なのかも(褒めてます)。主人公よりその周りをウロチョロする人物たちの右往左往が面白い。特にヒュー・グラント!あのニヤけた顔が堪らなくムカついて最高だし、最後もそりゃああなるわ。繰り返し何度も観たい映画。
— Uレモン (@UIheuyo) May 12, 2021
『ジェントルメン』あらすじ
大麻を栽培して財を築いたミッキーの右腕、レイのもとに私立探偵が押し掛けてくる。
ミッキーが引退を計画しており、その大麻栽培事業を売却しようとしていると聞きつけた探偵は、その売却に関連する数々の悪事を、レイに突き付け、「このネタを買え」と大金を要求。
ミッキーの大麻事業は多くの資産を生むため、ミッキーと敵対するマフィアや、チンピラたちもが、こぞって彼らの周りを嗅ぎまわる。
そんなミッキーの右腕として、レイは有利に進めようと動くが、お金を前にした彼らは、そんな簡単に引き下がるわけもなく…
お金の匂いを嗅ぎつけたワルたちが繰り広げる、クライムコメディムービー!
『ジェントルメン』鑑賞
映画制作風に繰り広げられる演出から初っ端のOPから遊び心とかっこよさを持ってくる。なにより俳優やキャラが個性的でカッチョいい。
特に台詞回しなんかは「これぞ洋画の台詞!」と言える真似したくなる台詞沢山あるから痺れるストーリーは普通だがこれぞ映画!って映画 pic.twitter.com/BH898VecNQ
— KOUTA@映画ブログ (@KOTA_fm1025) May 12, 2021
『ジェントルメン』キャスト
主演を演じたおふたりをご紹介します。
ミッキー / マシュー・マコノヒー
1969年11月4日 / アメリカ出身
大学卒業後に俳優を志し、「コンタクト」で注目を浴びる。
その後、多くの作品に出演。
特に日本では「10日間で男を上手にフル方法」で知名度を上げた。
HIVに感染した役であれば、減量を行ったり、仕事に対する意識が強い。
「最もセクシーな男性」に選ばれたこともある。
代表作「ダラス・バイヤーズクラブ」「マジック・マイク」「10日間で男を上手にフル方法」
本作では、大麻事業で財を成したアメリカ人を演じているが、実際に1999年にマリファナ所持で逮捕されたこともある。
レイ / チャーリー・ハナム
1980年4月10日 / イギリス出身
俳優デビュー後、イギリスのテレビ番組「Queer as Folk」で注目を浴びる。
その後は、クライムドラマで主役を演じる。
日本では「パシフィック・リム」で知名度をあげたが、今作ではひげを生やしており、
その風貌から、「クレジットでようやく誰かわかった」という声も。
代表作「パシフィック・リム」「サン・オブ・アナーキー」
映画好きを唸らせる『ジェントルメン』の小ネタとは?
今作では、ガイ・リッチー監督の遊び心満載で、過去の映画からの繋がりが見える、小ネタがちりばめられていました!
気付いた時に、思わずにやついてしまうネタを、ご紹介させていただきます。
あの映画のブラピと同じ!
ガイ・リッチー監督の代表作ともいえる「スナッチ」
その映画で、ブラッド・ピットが演じていたミッキーという名前が、本作の主演キャラクターの名前に使われています。
同じ名前であれど、「スナッチ」のミッキーと、「ジェントルメン」のミッキーでは、頭がキレるという点は共通点。
風貌は違いますが、大切なもの(妻や母)を侮辱されたりしたときに、沸点が急にガツンと上がる感じはそっくりでしたね。
「アイ(目)」繋がりのあの男
本作で「ドライ・アイ」と呼ばれていた、ヘンリー・ゴールディングは、さわやかな風貌で、日本でも「クレイジー・リッチ!」で知名度をあげた俳優です。
彼は、2021年に公開予定の「G.I.ジョー 漆黒のスネークアイズ」に出演が決定。
そちらの作品では、「アイ(目)」繋がりで、「スネークアイズ」を演じていたりと、小ネタも仕込まれていました!
『コードネーム U.N.C.L.E.』のポスターが?
物語も終盤の終盤、本当にラストシーンに近いところで、実はガイ・リッチーが監督を務めた『コードネーム U.N.C.L.E.』のポスターが貼られています。
『コードネーム U.N.C.L.E.』は、映画化されたものの、あまり興行成績が伸びなかった作品で、『シャーロック・ホームズ』の3作目についても、本当はガイ・リッチーが監督を務めるはずでしたが、この成績が評価されて、降ろされたという噂も…。
この「ジェントルメン」が撮影されていたのは、2018~2019年ごろでシャーロックホームズの続編の撮影時期とかぶっているので、「監督も本当は U.N.C.L.E.撮りたかったんだろな…」という気持ちが垣間見えてしまいます。
本作を見て、監督ファンはもちろん、アンクルファンからは「切ない…」という声も。
とはいえ、映画好きにはたまらない小ネタに、思わず顔がにやけてしまいました。
映画『ジェントルメン』まとめ
イケおじたちの腹の探り合いが、とっても面白かったです~!
セリフが多い(特にFワード)のと、全然関係なさそうなストーリーでも、最後に集約されてくる感じが、ガイ・リッチー監督らしい作品になっていたと思います。
葉巻の煙や、ウイスキーなど、男らしい重々しさを醸し出していて、撮り方などもオシャレ!
「これがガイ・リッチーだ!」
と思わせてくれる作品で、「スナッチ」が好きな人には、ぜひおすすめしたい作品でした。
近くの映画館再開したので『ジェントルメン』観てきた
登場人物達の汚い言葉だけど知的さも漂う“喋り”が面白くて、これぞクライムコメディ!な映画だった pic.twitter.com/TS8IKha4Si— いけっち (@th0r_1_L0w) May 12, 2021