2019年1月18日に公開された「マスカレード・ホテル」についての解説です。
本作は、東野圭吾が原作で主演を木村拓哉、長澤まさみが務めています。
続編となる「マスカレード・ナイト」が2021年9月17日に公開されます。続編を観る前に前作のあらすじとキャストをおさらいしておきましょう。
『マスカレード・ホテル』あらすじ
都内で発生した3件の殺人事件。
現場には数字の羅列のメモが残されていました。
捜査一課は、連続殺人事件と断定して捜査を進めます。
数字の羅列から次の殺人現場であることが判明し、3件目の殺人現場に残された数字から次の事件が、一流ホテルのコルテシア東京であると分かりました。
エリート刑事・新田浩介らは潜入捜査としてホテル・コルテシア東京の従業員として捜査を始めます。
新田の教育係の山岸尚美は、毎日訪れる様々な宿泊客の要望を受け入れます。
新田と山岸は事あるごとに対立をしていきます。
しかし、ホテル・コルテシア東京に訪れる客と接するうちに新田にもある感情が芽生えたのです。
そんな中、時間は急展開を迎えます。
果たして、第4の犯人は誰なのでしょうか。
『マスカレード・ホテル』の監督・キャスト
映画「マスカレード・ホテル」の監督・キャストについてみていきましょう。
監督:鈴木雅之
監督を務めるのは、鈴木雅之です。
1999年に映画「GTO」で監督デビューをします。
2014年にはドラマ「HERO」で第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞を受賞しました。
代表作品としては、2011年に公開された「プリンセストヨトミ」や2017年に公開された「本能寺ホテル」を挙げられます。
新田浩介役 木村拓哉
新田を演じるのは、歌手で俳優の木村拓哉です。
1987年にジャニーズ事務所に入所します。
翌年に、SMAPメンバーとしてデビューをしました。
1992年にドラマ「その時ハートは盗まれた」で俳優デビューをします。
ブレイクのきっかけは、1993年に放送されたドラマ「あすなろ白書」でした。
1994年の映画「シュート!」でエランドール賞新人賞を受賞します。
2014年にはドラマ「HERO」で第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演男優賞を受賞しました。
映画、ドラマ、バラエティー番組と多岐にわたって活躍をしている実力派俳優です。
山岸尚美役 長澤まさみ
山岸を演じるのは、女優の長澤まさみです。
1999年に東宝「シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞して芸能界入りをします。
同年の映画「クロスファイア」で女優デビューをします。
2001年に放送されたドラマ「Pure Soul〜君が僕を忘れても〜」でレギュラー出演をします。
2003年には映画「ロボコン」で初主演を務め第27回日本アカデミー賞新人俳優賞等を受賞しました。
ブレイクのきっかけは、2004年に公開された映画「世界の中心で愛を叫ぶ」です。この映画で、第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞や第47回ブルーリボン賞助演女優賞などを受賞しました。
代表作としては、2015年の映画「海街diary」や2018年に放送されたドラマ「コンフィデンスマンJP」シリーズなどを挙げることができます。
能勢役 小日向文世
能勢を演じるのは、俳優の小日向文世です。
1977年に劇団「オンシアター自由劇場」に入団しました。
それから19年間在籍し、舞台俳優として活躍をしました。
ブレイクのきっかけは、2001年に放送されたドラマ「HERO」で末次隆之を演じたことでした。
2004年に映画「銀のエンゼル」で主演を務め、2008年に放送されたドラマ「あしたの、喜多善男 – 世界一不運な男の、奇跡の11日間 -」では主演を務めました。
2013年に公開された映画「アウトレイジビヨンド」では第86回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞を受賞しています。
本宮役 梶原善
本宮を演じるのは、俳優の梶原善です。
1985年に劇団「東京サンシャインボーイズ」で舞台俳優として活躍をしました。
1991年に公開された映画「12人の優しい日本人」で俳優デビューをします。
代表作としては、2011年に公開された映画「ステキな金縛り」や2013年に公開された映画「清須会議」などを挙げることができます。
『マスカレード・ホテル』の注目ポイント(ネタバレあり)
映画「マスカレード・ホテル」の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
老婆は誰だ!?
映画「マスカレード・ホテル」のキーマンは老婆です。
老婆は視覚障がい者を演じて山岸に対して執拗に注文を付けてきます。
その理由は「目が悪い夫がホテルに泊まったときにちゃんとしたサービスが受けれるか試したかった」というもの。
最後に新田に対して「そんな怖い顔しなくても何にもしない」と語ります。
この老婆が誰か、なぜ山岸にだけ注文をするのか、注目ポイントです。
連続殺人ではなかった!(ここからは、ネタバレあり)
物語は3件の連続殺人事件から始まります。
3件の殺人現場には、数字の羅列が残されていました。数字は次の殺人現場を予告するとみられ同一犯であると警察はみていました。
しかし、実際にはすべて単独犯ですぐに犯行がバレないようにわざとお互いに連絡を取り合い数字を残していたのです。犯人らは闇サイトで知り合い黒幕の指示のもと数字のメッセージを残すことで連続殺人事件と見せかけたのでした。
そのことからX4がホテル・コルテシア東京で事件を起こすことが分かります。
そこで浮上してくるのが、前田敦子演じる花嫁の結婚式の披露宴に乱入してくるストーカーです。
ストーカーを演じるのが、元旦那である勝地涼という設定も面白いなと感じました。
勝地亮が持っていた数字の羅列のメッセージは、松たか子演じる片桐から指示をされたものでした。
そう、片桐が老婆に変装をしていたのです。
この老婆・・・演じているのは松たか子さんですね。
よく見たら、わかりました。#マスカレードホテル pic.twitter.com/WLXKX60nGC
— ふる(どうでしょう藩士) (@moonkiba) January 3, 2020
しかし、この老婆の変装がどうみても松たか子に見えてしまうのは残念だなと感じました。
正直、老婆の登場シーンが長くセリフも多いのでどうしても声で松たか子と分かってしまうのですね。
お客様は仮面を被っている
片桐と予約していた本名・長倉麻貴は、名古屋の劇団に所属しておりそこで松岡と知り合いました。
松岡は年上だった麻貴のことは遊びでした。
松岡が東京へ行くときに麻貴は妊娠したことを告げるために、ホテル・コルテシア東京へ訪れていたのです。
それは今から1年前のできごとでした。
松岡は、麻貴のことをストーカーだフロント担当だった山岸に伝えます。山岸は、麻貴が「松岡という人が泊まっていないか?」と聞かれたときに「キャンセルになった」と嘘を付いたのです。
麻貴は「泊めて欲しい」と言いますが「満室です」と嘘を付いて追い返します。
しかし、麻貴は雨の降りしきる中、一晩中松岡がホテルから出てくるのを待っていたのです。
翌朝、松岡がホテルから出てきたときには倒れてしまいそのまま流産をしてしまいました。
麻貴はすべてを奪った松岡と山岸に復讐をするために、今回の計画を企てたのでした。
松岡は1か月前に麻貴によって薬物を注射され殺害をされていたのです。
山岸は、新田に対して「お客様は仮面を被っている。その仮面を決して外してはいけない」と語っています。
1年前に山岸が松岡の嘘に気が付いておれば、悲劇は起きなかったのですね。
明石家さんまも友情出演
実は、明石家さんまも友情出演をしているのです。
役名は「大竹」というそうです。
マスカレードホテル見てて
何でなんやろと
思った事は調べてはいけない
計算ドリルみたいに
答えが後ろについてると
見ちゃうんよな
ネタバレした後の見所は
明石家さんまか#マスカレードホテル pic.twitter.com/vGCwdUeh6S— 㐂 (@rainrain888888) September 18, 2021
エキストラとして木村拓哉の後ろのフロントにいるハットを被ったスーツの男性が明石家さんまだそうですよ。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
水曜日はペイドビジターで必死にまわりにあわせ手拍子打ってました(笑)☺️
角中さんのヒロインに癒やされました(笑)♪
マスカレードホテル。
私も途中からですが、ひきこまれて最後まで見てしまいました。
勝地涼くんが犯人!と思ってたら全く違ってて予想もしない人でした(笑)— やきいも (@myimpression20) September 18, 2021
マスカレードホテル面白かったけど、松たか子は出てきた瞬間から松たか子で、あー犯人なんだろうな…って思っちゃった訳で。こういう映画の犯人って無名とまでは言わないけど、そこまでビッグネームを連れてこなくてもいいんじゃないかと思うのです。
— かのこ (@1021kanoko) September 18, 2021
どうしてもビックネームが犯人の場合、映画の序盤で分かってしまうのはとても残念だという意見が多く挙がっていました。
まとめ
2019年1月18日に公開された「マスカレード・ホテル」のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、東野圭吾の「マスカレード」シリーズを基にしています。
続編となる「マスカレード・ナイト」が2021年9月17日に公開されました。
主演は木村拓哉と長澤まさみが務めています。
豪華キャストが出演しており、誰が犯人か推理しながら観れます。
注目ポイントは、3件の連続殺人事件と宿泊客の老婆です。