「天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント」は、2018年に公開されたドイツ人クリエイターによる映画。
「Why are you creative?(あなたはなぜクリエイティブなのですか?)」
という質問を世界中の天才達にぶつけている。
今回は、あらすじ、登場人物のほかに、特に面白かった人物のコメントを紹介する。
天才の頭の中はどうなっているの?あらすじと登場人物を紹介
この映画では、誰もが知っている107人の天才が登場する。
日本からは、写真家「荒木経惟」世界的映画監督となった「北野武」ファッションデザイナーの「山本耀司」が登場した。
ここでは、「天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント」のあらすじと登場人物を紹介する。
あらすじ
「あなたはなぜクリエイティブなのですか?」
ドキュメンタリー作家のハーマン・ヴァスケ監督は、世界中の天才にこの質問をぶつけた。
この質問は、天才達の頭の中がのぞける絶妙な質問だ。
大統領、発明家、起業家、俳優、女優、ミュージシャン…。
誰もが知っている著名人が次々と登場する。
ハーマン監督は世界中を飛び回りながら、天才達にインタビューを続けた。
登場人物
登場人物が豪華すぎる?
まずは、監督でありインタビュアーの“主人公”を紹介する。
ハーマン・ヴァスケ
映画監督で広告クリエイター。
大学でコミュニケーション学も教えており、多種多様な活動を行なう。
カンヌ国際広告祭で多数の賞を受賞。優秀なプロデューサー。
インタビュー1000人超え!監督の行動力がすごい
先週観た映画『天才たちの頭の中』。「何故あなたはクリエイティブなのですか?」という質問を各界の天才達に一方的にぶつけてそのインタビューを繋げた映画。
よくわからない答えや共感する答えまで刺激を貰ったが、1番はこんな事をずっと続けるこの監督の行動力と没頭力に答えがあるのかと。 pic.twitter.com/0oNH2oTGNs— 三拍子高倉陵【6/25単独LIVE配信】 (@takakuraRyo) November 16, 2019
映画『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』を。「Why are you creative?」という哲学的・実存的な問いをカメラとスケッチブックを手に、30年以上続けてきたドイツ人のハーマン・ヴァスケ。アポなしやぶら下がり取材なども含め、インタビューを敢行した人数は1000人を超える。 pic.twitter.com/OIFKxoY0Vq
— 岩尾知明【FMCOCOLO/FM802】 (@iwagon0920) November 17, 2019
名言続出!?107人の天才から厳選ひたコメントを紹介
ここでは、特に心に刺さったクリエイターのコメントを厳選。
名言続出の中身をのぞき見してみよう。
デヴィッド・ボウイ
デビッド・ボウイは、イギリス出身の歌手。
グラムロックの先駆者であり、俳優もこなす。
彼は、「“見つけたい”という願望がある」
「創造的なチャレンジは、人間にとって数少ない価値のある試み」だと淡々と答えた。
クエンティン・タランティーノ
クエンティン・タランティーノは「パルプフィクション」などの名作を生み出した映画監督。
彼は、自分の創造性について「幸福な授かりもの、才能」だと語る
しかし、「その才能のために努力し続けなければならない」と続けた。
ビョーク
ビョークはアイスランド出身の歌手。
唯一無二の存在であり、独特なアートワークが話題だ。
「それが普通で他が無理」と、まっすぐな目で答えるビョーク。
「だけれど、異質な存在だとは思わない」と続け、創造性が当たり前であることを語った。
山本耀司
山本耀司は、日本のファッションデザイナー。
パリコレでタブーとされていた黒を使い「黒の衝撃」と呼ばれファッション界に衝撃を与えた。
彼は、「才能は持っているがフェアじゃない。時として不運だ」と言葉を選ぶ。
クリエーターは常に新しいものを作り続けなければならない。
「止まらない列車のようだ」と例え、作品作り続けることの難しさを語った。
まとめ
最後は、映画監督ミヒャエル・ハネケへのインタビューで幕を閉じる。
彼は質問に対し「創造性を失う恐れがある」と答えた。
そして「致命傷になりかねない」とも。
「Why are you creative?(あなたはなぜクリエイティブなのですか?)」
という質問は、本質をあぶり出してしまう“禁断の質問”とも言える。
答えを口にする天才達の表情にも注目してほしい。