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『余命10年』原作小説、主題歌に込められた感慨深い思いとは?

『余命10年』原作小説、主題歌に込められた感慨深い思いとは? 邦画
©︎Twitter@yomei10movie

2022年3月4日に公開の余命10年についての解説です。

本作は主演を小松菜奈、坂口健太郎が務めています。
原作小説主題歌に込められた思いが凄いとネット上で話題を呼んでいました。
一体どんな思いが込められていたのでしょうか。

映画のあらすじ、キャスト、原作小説、主題歌を調査してみました。

『余命10年』あらすじ

難病を患ってしまった二十歳の茉莉
茉莉の余命は10年。
余命10年だと知ったときから恋はしないと決めていました。

ある日、同窓会で再会した和人
かつてクラスの人気者だった和人は、生きる意味を失い絶望をしていました。

そんな二人が出会い、次第に惹かれ合います。
二人に残された時間は短いと分かっていながらも賢明に生きる切ないラブストーリーです。

『余命10年』の監督・キャスト

映画『余命10年』の監督・キャストについてみていきましょう。

監督:藤井道人

監督を務めるのは、藤井道人です。

2009年から脚本家として活躍を始め、2014年に公開の『オー!ファーザー』で監督としてデビューをしました。

代表作としては、2018年に公開の『青の帰り道』や2019年に公開の『新聞記者』や2021年に公開の『ヤクザの家族』などを挙げることができます。

高林茉莉役 小松菜奈

茉莉を演じるのは、女優の小松菜奈です。

2008年にファッション誌「ニコ☆プチ」で芸能界デビューを果たし、2014年に公開された映画「渇き。」で主人公に大抜擢をされ一躍有名になりました。

その後、2016年に公開された映画「溺れるナイフ」で主演を演じ、2018年に公開された映画「来る」、2019年に公開された映画「閉鎖病棟 -それぞれの朝-」で高い評価をされました。
第44回報知映画賞助演女優賞も受賞をするなど今最も注目をされている若手女優と言えます。

真部和人役 坂口健太郎

和人を演じるのは、俳優の坂口健太郎です。

2010年に第25回の『MEN’S NON-NO』に合格をして芸能界入りを果たします。

2014年に公開の『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で俳優デビューをしました。

ブレイクのきっかけは、2017年に公開の『64-ロクヨン- 前編/後編』に出演したことでした。
この映画で、第40回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞します。

代表作としては、2018年に放送の『シグナル 長期未解決事件捜査班』や映画『今夜、ロマンス劇場で』などを挙げることができます。

富田タケル役 山田裕貴

富田を演じるのは、俳優の山田裕貴です。

2010年に芸能界入りを果たし、2011年に放送されたドラマ「海賊戦隊ゴーカイジャー」で俳優デビューをします。
翌年には、ドラマ「D×TOWN「ボクらが恋愛できない理由」で初主演を務めました。

2014年には映画「ライヴ」で初主演を務めます。
2016年の舞台「宮本武蔵(完全版)」では主演を演じて、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞しました。

カメレオン俳優としても有名で、コミカルからシリアスな役柄まで幅広く演じています。

藤崎沙苗役 奈緒

沙苗を演じるのは、女優の奈緒です。

2016年に公開の『雨女』でスクリーンデビューをします。

ブレイクのきっかけは、2019年に放送の『あなたの番です』に出演をしたことでした。
このドラマで第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演女優賞しています。

代表作としては、2019年に公開の『ハルカの陶』や2020年に公開の『事故物件 恐い間取り』などを挙げることができます。

三浦アキラ役 井口理

アキラを演じるのは、ロックバンド「King Gnu」のボーカルの井口理です。

2019年にアルバム「Sympa」でメジャーデビューをしました。
俳優としては2020年に公開の『劇場』で本格的に活動を始めます。

代表作としては、2020年に公開の『佐々木、イン、マイマイン』や2021年に放送の『#家族募集します』などを挙げることができます。

『余命10年』の注目ポイント

映画『余命10年』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。

100回近く観ている

映画『余命10年』の主題歌は、RADWIMPSの『うるうびと』です。
野田洋次郎は主題歌だけではなく、映画すべての楽曲を手がけています。

野田洋次郎はインタビューで、一つひとつのシーンを観ながら作曲をしていたそうで「合計時間を換算すると映画を100回は観ている」と語っていました。
それでも、すべての編曲が終わり最後のシーンを確認していると自然と涙か零れたそうです。

主人公の茉莉が生きたかった意味が込められていると明かしていました。

ただのフィクションではない

映画『余命10年』の原作は、小説家の小坂流加の『余命10年』です。
実は、原作者の小坂流加は劇中に登場する病気を患い38歳という若さで亡くなっています。

その病気は、原発性肺高血圧症(肺動脈性肺高血圧症)です。
原発性肺高血圧症は、肺動脈の血圧が高くなる病気です。
肺高血圧になると動脈のバランスが崩れ、息切れやむくみなどの症状が現れます。

早期発見、治療が必要です。
もし治療が遅れてしまうと数年で亡くなってしまう恐ろしい病と言えます。

小坂流加は、原発性肺高血圧症を発病後に『余命10年』を執筆を行ない2007年に発売をしました。

そして、10年後の2017年2月27日に亡くなりました。

そのため、余命10年には原作者の体験や思いは反映している作品と言えます。
原作者の小坂流加の「こんな景色が見たかった」「こんな恋がしたかった」という願いにより感情移入ができます。

撮影期間は1年間

映画『余命10年』の撮影期間は1年間を通して行われました。
通常の映画撮影の場合、1か月~3か月で行われます。

しかし、本作では日本の美しい四季が映像表現として使われています。

また、ヒロインを演じた小松菜奈は、減量をしてより原作者の小坂流加に近い演技を心掛けたそうですよ。
原作者の小坂流加の家族ともインタビューを重ね、実際の家族模様も映画に投影をしたと言えます。

実は劇中でヒロインの茉莉が執筆しているのは、実際に小坂流加が書いた「余命10年」だったのです。
そして、劇中では「茉莉」ではなく「流加」として執筆をしています。

まさに、小坂流加へ捧げた作品だと言えますね!

ネット上の感想

ネット上の感想についてみていきましょう。

号泣必至の作品だと高評価を得ていました。

『余命10年』まとめ

2022年3月4日に公開の『余命10年』のあらすじ、キャストについて調査してみました。

本作は小松菜奈、坂口健太郎が務め、原作小説は38歳という若さで亡くなった小説家の小坂流加の『余命10年』が原作です。

小坂流加はヒロインと同じ難病を患っていました。
原作者の小坂流加の「こんな景色が見たかった」「こんな恋がしたかった」という願いにより感情移入ができます。

ネット上では「今年一番感動した」と高評価を得ていました。

この記事を書いた人

映画・ゲーム・食べることが好き。
お風呂と小動物が癒し。

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