人気シリーズ第2弾!
高学歴で優秀な頭脳を持つ教授たちが、社会の底辺に追いやられた。そんな7人が集まり、合法麻薬を作って
大もうけしたのが前作のストーリーだった。
第1弾「いつだってやめられる7人の危ない教授たち」のあらすじはこちらから
第2弾『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』ではピエトロが刑務所にいるシーンからスタートする。
ひょんなことから警察に巷で出回っている合成麻薬の成分解析を依頼されたピエトロ。「そのためには他の教授たちの力も必要だ」と訴えたピエトロは、新たな仲間を加えた教授たちのギャングを再結成することに成功する。
果たして、リベンジは叶うのか?
前作に引き続き、イタリアが誇る新進気鋭の監督シドニー・シビリアが脚本を担当。ここからはコメディーのシリーズ第2弾『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』のあらすじをもっと詳しく見ていこう。
『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』のあらすじ
ピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)は刑務所にいた。
スマートドラッグを開発・製造し、警察に逮捕されたからだ。途方にくれている最中、パオラ・コレッティ警部(グレタ・スカラーノ)がピエトロに相談を持ちかける。
その内容とは、出回っている麻薬の物質の分析してほしいという話だ。
神経生物学者であったピエトロの得意分野である。
ピエトロは交換条件として服役中の仲間をもう一度集めて、今度は麻薬を取り締まる側で暗躍したいと提案する。
なんとパオラ警部はこの意見を呑んだ。
そうして集まった7人のギャング仲間に、3人のエキスパートを加え、新たに10人となった新チーム。
調査を始めた一行は、次々と成分を見分けていく。ただ狙いは、大物と呼ばれる麻薬「ソポックス」の分析だった。
ピエトロが奮起する一方その頃、妻は出産を控えていた。仕事で手が離せないピエトロ。
果たして子どもの待つ病院へ、ピエトロは無事に駆けつけることができるのか?
抱腹絶倒まちがいなしの追走劇が、また始まる……!
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『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』のキャスト
メインキャストは第1弾『いつだってやめられる7人の危ない教授たち』で紹介したので、今回はギャングの中心人物や警部にスポットを当てていく。
アルベルト・ペトレッリ(ステファノ・フレージ)
ステファノ・フレージは、1974年にローマで誕生した。
大学では文学部にいたが、映画界を目指して退学。その後、音楽学校を卒業する。
俳優としてのキャリアは舞台俳優から始まる。舞台「三銃士」が俳優ミケーレ・プラチドの目に留まった事をきっかけにして、プラチドが監督を勤めた05年「野良犬たちの掟」で映画デビュー。
その後テレビや映画に出演を続けながら、作曲家としても活動を開始する。映画のBGMを手がけるなど活動は順調そのものである。
14年の映画『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』では、ギャングの中心人物・アルベルトを演じた。 17年『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』と前作の二作品において、ナストロ・ダルジェント助演男優賞にノミネートされている。
パオラ・コレッティ(グレタ・スカラーノ)
グレタ・スカラーノは1986年のローマ生まれ。
高校時代はアメリカで過ごしていたがイタリアに帰国。そのままローマ第三大学政治学部に進学した。
同時に演劇学校に通いながら、ミュージシャンのPVやテレビドラマに出演機会を見いだした。
その後、映画の世界へと進出を果たす。15年「暗黒街」ではナストリ・ダルジェント賞助演女優賞を受賞。2017年ベネチア国際映画祭では、グレタは審査員として登場している。
その際に見せたドレス姿は、とても話題となった。
『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』の口コミや評判
「いつだってやめられる」
前回の"10人の怒れる教授たち"に続き、昨日は"7人の危ない教授たち"を。これはハングオーバーを超える面白さがある。もっと日本にも広まりますように。 pic.twitter.com/21z483A2pN
— K (@7e7Fs5qoNdxT6hb) July 2, 2018
鑑賞したファンからの評価は根強い。広まって欲しい映画No.1だ。
#2018年上半期映画ベスト10
いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち
スリー・ビルボード
RAW~少女のめざめ~
いつだってやめられる 7人の危ない教授たち
タクシー運転手~約束は海を越えて~
女は二度決断する
ビューティフル・デイ
ブリグズビーベア
ダンガルきっと、つよくなる
リメンバーミー— たくすけ (@eiga_takusuke) July 2, 2018
おもしろいという評判は、揺るぎない。
『いつだってやめられるシリーズ』誕生の裏話
「首席の学者がゴミ収集員」という記事がイタリアに駆け巡り、監督、シドニー・シビリアの目に留まった。
『いつだってやめられる』シリーズが生まれた最初のきっかけだ。
頭がとてもよく高学歴エリートであるのに、社会の隅でひっそりと暮らしている。
能力に見合った職を得ることができない苦悩。大学側の教授に対するひどい仕打ち。
もしそれらの怒りで、復讐に火を付けてしまったら?
高い頭脳をほこる元教授たちなら、どんなことをしでかすだろうか。
監督のシドニー自身も、映像分野でキャリアを積んでいた下積み時代がある。その頃はお金も無く、アルバイトで生計をたてていた。鬱屈とした気持ちは分かると判断した上での映画制作だった。シドニーの向き合ったテーマが『いつだってやめられる』シリーズの3部作には込められているのだ。
社会問題がテーマとなった作品だが、『いつだってやめられる』シリーズで活躍する高学歴エリートたちはコメディタッチが強く、テンポがよい。暗さを感じさせない。
国籍を超えて楽しめる傑作コメディ作品に仕上がっている大きな理由の1つだろう。
『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』のまとめ
『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』はシリーズ第2弾である。
冒頭は前作のおさらいから始まり、ラストは完結編へと繋がる伏線が張られている。
次々にミッションをこなしていくズィンニたちは、麻薬「ソポックス」を調べる最中に、更なる陰謀に気づいたのだ。また事件が起こるとズィンニは予感する。
その陰謀とは、一体、何であるのか?
完結作『いつだってやめられる闘う名誉教授たち』にその答えがある。
『いつだってやめられる』シリーズを、ぜひこの機会に鑑賞してみてはいかがだろうか。