2021年12月10日に公開の映画『ラストナイト・イン・ソーホー』についての解説です。
今作はエドガー・ライト監督がメガホンを取りました。
監督も幼い頃から60年代の曲を聴きながら育ったと明かしています。
劇中に登場するサントラや映画のあらすじ、キャスト、ネット上の感想について調査してみました。
『ラストナイト・イン・ソーホー』あらすじ
60年代に憧れるエロイーズはロンドンへ向かいます。
エロイーズの夢は、ファッションデザイナーになることです。
田舎からロンドンのデザイン学校へ進学をしました。
しかし、エロイーズは寮生活に馴染めずに一人で古屋敷の部屋を借ります。
その部屋のベッドで眠りにつくとエロイーズは憧れの60年代ロンドンのソーホーにタイムスリップをしたのです。
そして、自らは歌手を夢見るサンディという美女になっていました。
その日からエロイーズは毎晩、夢の中でサンディとして60年代にタイムスリップをします。
次第に夢と現実が混合していきます。
そんなある日、夢の中でサンディが殺される現場を目撃してしまいます。その日からエロイーズは、現実世界でも亡霊に憑りつかれてしまいます。
果たして、サンディは何者なのでしょうか?
また、サンディとエロイーズの関係は何なのでしょうか。
『ラストナイト・イン・ソーホー』のキャスト
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』のキャストについてみていきましょう。
監督:エドガー・ライト
監督を務めるのは、エドガー・ライトです。
1994年に監督として活動をします。
ブレイクのきっかけは、2004年に公開の『ショーン・オブ・ザ・デッド』でした。
代表作としては、2007年に公開の『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』や2017年に公開の『ベイビー・ドライバー』などを挙げることができます。
エロイーズ役 トーマシン・マッケンジー
エロイーズを演じるのは、女優のトーマシン・マッケンジーです。
2012年に芸能界入りを果たします。
2014年に公開の『ホビット 決戦のゆくえ』で女優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2018年に公開の『足跡はかき消して』に出演をしたことでした。
この映画で、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でブレイクスルー演技賞を受賞しています。
代表作としては、2019年の『ジョジョ・ラビット』や2021年の『オールド』などを挙げることができます。
サンディ役 アニヤ・テイラー=ジョイ
サンディを演じるのは、女優のアニヤ・テイラー=ジョイです。
14歳の時にモデルにスカウトをされ芸能界入りをし、2014年に放送をされたドラマ「Endeavour」で女優デビューを果たしました。
2015年に公開された映画「ウィッチ」でブレイクをして、2016年の映画「スプリット」2019年の映画「ミスター・ガラス」とホラー作品の出演が多く絶叫クイーンとしても有名ですね。
2020年に公開された「ニュー・ミュータント」にも出演をしています。
ジャック役 マット・スミス
ジャックを演じるのは、俳優のマット・スミスです。
2003年に芸能界入りを果たします。
ブレイクのきっかけは、2010年に放送の『ドクター・フー』に出演をしたことでした。
代表作としては、2011年の映画『Christopher and His Kind』や2016年に放送の『ザ・クラウン』などを挙げることができます。
ミス・コリンズ役 ダイアナ・リグ
コリンズを演じるのは、女優のダイアナ・リグです。
1955年に芸能界入りを果たします。
1965年に公開の『おしゃれ㊙探偵』でスクリーンデビューをしました。
ブレイクのきっかけは、1969年に公開の『女王陛下の007』でボンドガールとして出演をしたことでした。
2020年に自宅で亡くなりました。82歳でした。
今作は、死後に公開がされています。
『ラストナイト・イン・ソーホー』の注目ポイント
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
色んな要素があり観ていて飽きない
ミュージカル・60年代カルチャー・ファッション・タイムスリップ・青春・サイコホラーなど様々な要素が込められた作品です。
サイコホラーとありますが、ジャンプスケアーホラーとして主人公のエロイーズが幽霊が見えるという設定があり、鏡から突然誰から飛び出すという演出がされています。
ホラーの演出としてはそこまで怖くないのでホラーが苦手な人でも安心して観れます。
鏡と聞いて「ミラーズ」を連想する人もいますが、ミラーズよりもエグいシーンもありません。
ほとんどCGを使っていない
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の見どころとしてエロイーズの夢の中で、サンディとして自分を見るシーンがあります。
舞踏会のようにダンスを踊ったり、鏡を見るシーンでは、サンディ越しにエロイーズが映ります。
一見、CGのようですが実はすべて俳優陣が演じてるのです。
大がかりなセットを作って移動させて撮影をしています。
エロイーズがサンディとして自分を投影していることが伝わってきますね。
観ている私たちもエロイーズと一緒に今現実なのか?それとも夢なのか?と分からなくなっていきます。
この演出テクニックは、自主製作作品が多いエドガー・ライトのテクニックが光りますね。
60年代の音楽が後半ホラーに…
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』では、60年代の音楽が多く登場します。
60年代の女性シンガーが多く起用されています。
ダスティ・スプリングフィールドやサンディ・ショウ、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラックなど。
60年代の曲を知らなくても自然と体が乗ってしまいます。
しかし、物語の後半でエロイーズが謎の男たちの亡霊に付きまとわれてしまうシーンでは、これまで明るく楽しげだった曲が流れているのですが、恐怖を掻き立ててくるのです。
それは、メロディアスですが少しダークな部分もあり、物語の良いスパイスとなっています。
ネット上の感想
ネット上の感想についてみていきましょう。
「ラストナイト・イン・ソーホー」これは面白い!気色の悪いホラー映画と思ったらそれだけじゃない気持ち良さ。舞台のオーディションまでの登り詰め高揚感とその後の闇に落ちる嫌悪。複雑なオチがヒッチコック劇場のようなトワイライトゾーンのような。今年のベスト集計はこれを待つべきだったか。 pic.twitter.com/3flp6n4KQ5
— derra! (@derra8nagoya) December 22, 2021
映画「#ラストナイト・イン・ソーホー」
デザイナーを夢見てロンドンで暮らし始めたエロイーズは、夢の中で美しい女性サンディと出会う🎥
きらびやかな場所にはそれだけ大きな闇も存在する
性暴力を描きつつ、きちんと物語に絡めサスペンスとしても面白い!
音楽からエドガー・ライト感も味わえ満足😌 pic.twitter.com/m9nrVOS6Yv— ザキシマ@映画垢 (@zakishima_movie) December 18, 2021
ネット上でも演出、俳優、ストーリーともに面白いと高評価を得ていました。
まとめ
2021年12月10日に公開の映画『ラストナイト・イン・ソーホー』のあらすじ、キャストについて調査してみました。
今作はエドガー・ライト監督がメガホンを取り、アニヤ・テイラー=ジョイやトーマシン・マッケンジーなど実力派俳優が多く出演をしています。
監督も幼い頃から60年代の曲を聴きながら育ったと明かしています。劇中に登場するサントラでは、60年代の女性シンガーが多く起用されダスティ・スプリングフィールドやサンディ・ショウ、ペトゥラ・クラーク、シラ・ブラックなど、60年代の曲を知らなくても自然と体が乗ってしまいます。
ジャンプスケアーホラーですが、そこまで怖いシーンが少ないのでホラーが苦手な人にもおすすめしたい作品ですよ!