2019年にアメリカで公開され、日本では2020年6月14日に公開された映画『バッド・エデュケーション』についての解説です。
2000年代に実際に起こった事件を基にしています。
主演を務めるのは、俳優のヒュー・ジャックマンです。
気になる映画のあらすじ、キャスト、ネット上の感想について調査してみました。
『バッド・エデュケーション(2019)』あらすじ
ニューヨーク州ロードアイランドのロズリン地区の教育長を務めるフランク・タソーンは、周囲からの信望も厚く「名誉ある教育長」として知られていました。
フランクは、生徒たちの成績を大幅に向上させてロズリン地区を全米第4位まで上げた実績を持ちます。
生徒、保護者、教師から愛されるフランクにはある秘密があったのです。
ある日、副教育長のパム・グラッキンの息子が学校のクレジットカードを使って私用に買い物をしていることが分かります。
そのことがきっかけで、パムは解雇されたのです。
学校新聞の記者のレイチェルは、新しい学校施設である「スカイウォーク」について調べていました。
スカイウォークを調べていくうちに、実体のない会社の存在を知ります。
さらに、実体のない会社とフランクの関係性が明らかになっていきます。レイチェルは、この事実を学校新聞に掲載しようと決意します。
一方、フランクは何としても名誉を保とうと必死になるのでした。
『バッド・エデュケーション(2019)』のキャスト・監督
映画『バッド・エデュケーション(2019)』のキャストについてみていきましょう。
監督:コリー・フィンリー
監督を務めるのは、2017年に公開された映画「サラブレッド」で監督、脚本家デビューをしました。
本作が2作品目となり、エミー賞のテレビ映画部門作品賞を受賞しています。
フランク・タソーン役 ヒュー・ジャックマン
主人公のフランクを演じるのは、俳優のヒュー・ジャックマンです。
1994年頃から芸能界入り果たし、「X-MEN」シリーズのウルヴァリン役に抜擢され一躍有名になります。
その後、2012年に公開された映画「レ・ミゼラブル」でゴールデングローブ賞主演男優賞、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされました。
2017年に公開された映画「LOGAN/ローガン」でウルヴァリン役を最後になり、翌年にはミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」でグラミー賞サウンドトラック・アルバム賞を受賞しました。
パム・グラッキン役 アリソン・ジャネイ
副教育長を演じるのは、女優のアリソン・ジャネイです。
1989年に芸能界入りを果たし、1993年に公開された映画「もう子守歌はいらない」で女優デビューをします。
1999年から2006年まで放送されたドラマ「ザ・ホワイトハウス」でクレッグ主席補佐官を演じて一躍有名になります。
2014年に放送されたドラマ「Mom」でエミー賞助演女優賞とスターズ・オブ・セックス」でゲスト女優賞のダブル受賞をしました。
レイチェル役 ジェラルディン・ヴィスワナサン
高校生記者のレイチェルを演じるのは、女優のジェラルディン・ヴィスワナサンです。
2014年から芸能界入りを果たし、2016年に公開された映画「エモミュージカル」で一躍有名になりました。
翌年には、ドラマ「ロストエンジェル」でドラマデビューをします。
2020年に公開された映画「ブロークンハーツギャラリー」で注目を集めています。
ボブ・スパイサー役 レイ・ロマーノ
ボブを演じるのは、俳優でのレイ・ロマーノです。
1989年から芸能界入りを果たし、スタンダップコメディアンとして活動を始めます。
1996年に放送されたドラマ「HEY!レイモンド」で一躍有名になりました。
代表作品としては、「HEY!レイモンド」以外にも2009年に放送されたドラマ「Men of a Certain Age」などを挙げることができます。
ニック・フライシュマン役 アレックス・ウルフ
ニックを演じるのは、俳優のアレックス・ウルフです。
2005年から芸能界入りを果たし、2006年に公開のミュージカル映画「The Naked Brothers Band: The Movie」で子役デビューをしました。
2011年には日本アニメ「コクリコ坂から」で英語版の吹き替え声優を務めました。
2013年に公開された映画「レンダン・フレイザーのエリートをぶっとばせ!」で注目を集めました。
『バッド・エデュケーション(2019)』の注目ポイント
映画『バッド・エデュケーション(2019)』の注目ポイントやネット上の感想についてみていきましょう。
実話を基にした横領事件
本作は、2002年にロズリン公立学校で起こった汚職スキャンダルを基に制作をされています。
アメリカ史上最高額と言われており、被害額が1120万ドル以上が横領されたのです。
日本円ではおおよそ12億円!
実際に、12億円もの横領があったというのは凄いですよね。
しかも、フランクは学校からも保護者や生徒からも絶大な人気を誇っていた教育長だったと言います。
横領事件を暴いたのが、学生記者というのもアメリカらしいなと感じます。
ヒュー・ジャックマン演じるフランクが、始めは聖人ですが、次第に本性が暴かれていく姿は面白いですね。
はまり役だなと感じました!
ネット上の感想
ネット上の感想についてもみていきましょう。
#バッド・エデュケーション (2019)
優秀な生徒を育成してきた裏では横領。最後に関係者のインタビューで「そんな人とは思えなかった」等の声を聞いてると、ヒュー・ジャックマンさんの爽やかで話術に長けてる演技は当たりなんだろうな。— Dex (@Xdayslater) June 20, 2020
エミー賞授賞HBO映画『バッド・エデュケーション』観た。地区の教育レベルをぐんぐん上げた敏腕教育長と補佐の裏の顔を描いた秀作。人が墜ちてく時はあっという間。ヒュー・ジャックマンのクソ野郎っぷりが新鮮。アメリカはこういう事件が明るみになる文化が若い世代にもあることが羨ましいなとも。 pic.twitter.com/lzMfSPlSUu
— キャサリン/Catherine (@Hitomi_forward) September 27, 2020
ネット上でもヒュー・ジャックマンがはまり役だと高評価を得ていました。
まとめ
2019年にアメリカで公開され、日本では2020年6月14日に公開された映画『バッド・エデュケーション(2019)』のあらすじ、キャストについて調査してみました。
本作は、2002年に実際に起こったアメリカ史上最高額の横領事件を基に製作されています。
主演を務める、ヒュー・ジャックマンは誰からも愛される教育長を演じています。
事件発覚後に「まさかあの人が横領をしているとは思わなかった」と皆が言うほど人気の人物だったそうです。
ヒュー・ジャックマンがはまり役だとネット上でも高評価を得ていました。