『ショーシャンクの空に』アンディは無罪?有罪?今もなお輝く希望のヒューマンドラマ

『ショーシャンクの空に』アンディは無罪?有罪?今もなお輝く希望のヒューマンドラマ洋画
出典元:U-NEXT

1995年に上映されながらも、いまだに「名作」として挙げられる『ショーシャンクの空に』

普段映画を見ない人の心にも残り続ける、名作中の名作は、映画レビューサイトでもランキング上位に並ぶ。

レビューはいまだに増え続け、「何度も繰り返し見た」という声もある作品です。

スティーヴン・キングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を映画化した、こちらの作品は一体なぜこれほどまでに魅了するのでしょうか?

『ショーシャンクの空に』あらすじ


優秀な銀行員として勤めていたアンディが、突然妻とその愛人殺害の容疑で逮捕された。
無実を訴えていたが、終身刑を下され、ショーシャンク刑務所で服役することとなる。

長年服役し、調達屋として刑務所での地位を確立していたレッドと親しくなったアンディは、鉱物採集の趣味のため小さなロックハンマーを依頼した。

刑務所内でのトラブルや配置換えなど、環境が変化するなか、アンディはある嵐の夜に脱獄を試みる。

アンディの脱獄は成功するのか?
そしてその後の生活はどうなるのか?

『ショーシャンクの空に』キャスト

主演を演じて、今もなお現役俳優として努めてみえる2人をご紹介します。

アンディ / ティム・ロビンス

1958年10月16日 / アメリカ出身

母親が女優で、12歳から自身も演劇を学び始める。
卒業後、劇団を立ち上げ俳優として活躍するなかで、女優である元妻・スーザン・サランドンと出会う。
多くの作品に出演し、数々の有名作品・賞を受賞するアメリカきっての名俳優である。

代表作「トップガン」「ミスティック・リバー」「ザ・プレイヤー」

今作では実直で、まじめな銀行員ながら、秘めたる思いを燃やし続ける熱い男を演じた。

レッド / モーガン・フリーマン

1937年6月1日 / アメリカ出身

小学生のころ、学芸会で主演を演じてから、演劇やラジオ出演を行っていた。
その後は社会人として働きながらも、ダンサーや舞台俳優を務め、俳優の道をあきらめてはいなかった。
温かみのある人柄と、穏やかな話し方が印象付け、多くの映画に出演するようになると、日本でもその名が広がる。
「いい映画にはモーガン・フリーマン有り」と言われるほど、演技力に評価がある。

代表作「セブン」「ロビンフッド」「ミリオンダラー・ベイビー」「最高の人生の見つけ方」

今作では、調達屋としてアンディの世話をする、面倒見のいい囚人を演じている。

『ショーシャンクの空に』を見て残る謎

今作では、見た後に「結局あれってどういうこと?」と思う部分があります。
実際に残る謎についてご説明させていただきます。

『ショーシャンクの空に』は実話?

この謎に関しては、NOです。
映画内で出てくる「ショーシャンク刑務所」自体も、実際には存在しておらず、逃走や脱獄といった関連する事件も見受けられません。

しかし、原作スティーヴン・キングの中編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」には、保護観察中の男性が56年間逃亡を続けた事件がモデルになったといわれています。

実際にアンディのように脱獄するようなケースはなく、あくまで創作物となります。

しかし映画内で出てくるブルックス(ご高齢の男性が50年経ち釈放された)のように、服役前と後では生活や環境が変わり、なじめないまま再犯や死を選んでしまうことはよくあることだといわれています。

最後のカットに出てくる『アレン・グリーン』は誰?

最後のカットに「アレン・グリーンに捧ぐ」という言葉が出てくるので、実話だと勘違いする人も多いです。

しかしこの人物は、監督の友人でありエージェントで、映画完成前に亡くなってしまったので、文字で追悼したそうです。

実話の人物の名前だと思い、検索される方も多いですが、映画にかかわりがあったけれど、ストーリーにはかかわりがない人物です。

結局アンディは有罪?無罪?

アンディはずっと無罪を主張し続けますが、終身刑となっています。
そして数十年後に、トミーという若い男性が、ショーシャンク刑務所にやってくるのです。

違う州からやってきたトミーが、面白そうに話し始めたのは、アンディの事件。
「銀行員の妻と愛人が殺された事件あっただろ。実はあれ俺がやったんだ、って言ってる男を知ってる。」
それを聞いたアンディは、やはり自分の罪ではない、と脱獄を試みる一つの原因となります。

しかし結局、最後まで誰が真犯人なのかはわからないまま。

映画内で深くは言及していませんし、はっきりさせることが映画の目的ではなくアンディの希望に夢を見るということが前提のヒューマンドラマとなっています。
でも心の中で、アンディは無罪であってほしいな、と願ってしまいますよね。

『ショーシャンクの空に』まとめ

ヒューマンドラマ映画の名作に、必ずといっていいほど名前の挙がる作品ですよね。
不穏な刑務所のなかでも、小さな喜びがあったり、楽しそうに話す囚人たちを見ると、ほほえましさすら感じます。

しかし囚人とは別に、悪いことを企てる人がいたりと、すべてが平和であるとは限りません。

そんな中でも希望を捨てず脱獄しようとするアンディの姿を見ると、元気がもらえる、という人も多いです。
数十年たった後も、こうして名作は忘れ去られることなく、残り続ける。

そう思うと、『ショーシャンクの空に』ではアンディが言った、あの名言が思い出されます。

『希望は良いものだ。多分最高のものだ。素晴らしいものは決して滅びない。』