2020年10月9日に公開された映画「シカゴ7裁判」が衝撃の実話だとネット上で話題を呼んでいます。
監督は、アカデミー賞を受賞した監督作品です。
公開は、コロナ禍でNetflix独占放送となりました。
あらすじ・キャスト・ネット上の評価について詳しく調査してみました。
あらすじ
1968年シカゴで開かれる民主党全国大会に向けて、ベトナム戦争反対の意思を非暴力的に集会を開いていました。
駆け付けた警官との小競り合いから暴動へと発展してしまい数百人の負傷者が出てしまう事態になったのです。
共和党のニクソン政権が誕生して5か月後。
民主党政権で一度は不起訴になっているにも関わらず、ニクソン率いる共和党政権が、有罪にするように首謀者として各団体の7人を起訴したのです。
起訴されたのは、アメリカ全国の学生活動家組織「SDS」に所属するトム・ヘイデンとレニー・デイヴィス。
青年国際党に所属するアビー・ホフマンとジェリー・ルービン。
ベトナム戦争終結運動のリーダーを務めるデヴィッド・デリンジャー。
その他、リー・ウィンナー、ジョン・フローイネスそして、途中で裁判を抜けることになるブラックパンサー党の委員長であるボビー・シールでした。
裁判は最初から有罪にするために、進められていくのです。
被告者よりの意見をもつ陪審員は、出所不明の脅迫状によって退任を要求されてしまいます。
さらに、ボビー・シールは酷い人種差別を受け拘束をされてしまう始末。
有罪100%と思われた絶体絶命の裁判を被告人たちはどのように戦ったのでしょうか。
『シカゴ7裁判』のキャスト・監督
映画「シカゴ7裁判」のキャスト・監督についてみていきましょう。
監督・アーロン・ソーキン
「シカゴ7裁判」の監督を務めたのは、アーロン・ソーキンです。
1984年から監督として活動をしています。
代表作品としては、2010年に公開された映画「ソーシャル・ネットワーク」では、第83回アカデミー賞の脚色賞を受賞、2015年に公開された映画「スティーブ・ジョブズ」で第73回ゴールデングローブ賞の脚本賞しています。
実話を基にした映画、法廷劇などを主に製作をしていますね。
トム・ヘイデン役 エディ・レッドメイン
アメリカ全国の学生活動家組織「SDS」に所属しているトム・ヘイデンを演じるのは、俳優のエディ・レッドメインです。
舞台俳優として2002年にデビューをしました。
2009年舞台「Red」でローレンス・オリヴィエ賞助演男優賞とトニー賞を受賞しました。
さらに、映画俳優としても2015年に公開された映画「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演男優賞、ゴールデングローブ賞主演男優賞、英国アカデミー賞主演男優賞など数多くの賞を総なめにしたのです。
レニー・デイヴィス役 アレックスシャープ
同じく、学生活動家組織「SDS」に所属していたレニー・デイヴィスを演じるのは、俳優のアレックスシャープです。
代表作品としては、2014年~2015年の舞台「夜間の犬の不思議な事件」です。
この作品で、トニー賞、ドラマデスク賞、アウタークリティクスサークル賞を受賞しました。
映画俳優としては、2017年に公開された映画「骨の髄まで」や2019年に公開された映画「ハッスル」などを挙げることができます。
アビー・ホフマン役 サシャ・バロン・コーエン
青年国際党に所属するアビー・ホフマンを演じるのは、俳優のサシャ・バロン・コーエンです。
大学時代にアマチュア劇団に所属しており舞台俳優として活動をしていました。
2000年に放送されたドラマ「Da Ali G Show」で大ブレイクを果たしました。
2006年に公開された映画「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」で、製作・原案・脚本を担当し、第64回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞しています。
ジェリー・ルービン役 ジェレミー・ストロング
青年国際党に同じく所属していたジェリー・ルービンを演じるのは、俳優のジェレミー・ストロングです。
2008年頃から俳優として活動を開始しています。
代表作品としては、2013年に公開された映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」や2018年から放送されたドラマ「サクセッション」などを挙げることができます。
デヴィッド・デリンジャー役 ジョン・キャロル・リンチ
非暴力的な社会変革の活動家として知られているデビッド・デリンジャーを演じるのは、俳優・映画監督のジョン・キャロル・リンチです。
大学在学中に、演劇に熱中し卒後後は舞台俳優として活動をしています。
1993年に公開された映画「ラブリー・オールドメン」でスクリーンデビューを果たしました。
その後は、名バイプレイヤーとして数多くの映画やドラマに出演をしています。
ボビー・シール役 ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世
ブラックパンサー党の委員長のボビー・シールを演じるのは、俳優のヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世です。
2016年からドラマ「ゲットダウン」で俳優デビューを果たしています。
代表作品としては、2017年に公開された映画「グレイテスト・ショーマン」、2018年に公開された映画「アクアマン」などを挙げることができます。
最初、ジョナサン・メジャースにオファーがされていたそうですが、降板をしたことでヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世が起用されたとか。
リー・ウィンナー役 ノア・ロビンス
リー・ウィンナーを演じるのは、俳優のノア・ロビンスです。
2009年に舞台「ブライトンビーチ」で俳優デビューをしました。
2016年に公開された映画「憤り」でスクリーンデビューをしました。
その後も、映画、テレビに出演をしており実力派若手俳優と言えます。
ジュリアス・ホフマン裁判官役 フランク・ランジェラ
被告者らに不利な判断をするジュリアス・ホフマン裁判官を演じるのは、俳優のフランク・ランジェラです。
1965年から俳優として活動を始め、1975年の舞台「海の風景」でトニー賞助演男優賞を受賞し大ブレイクを果たしました。
その後、2002年に舞台「Fortune’s Fool」で2度目のトニー賞演劇助演男優賞を受賞します。
そして、2007年に舞台「フロスト/ニクソン」でトニー賞演劇主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げたのです。
2016年には舞台「アンドレ」で2度目となるトニー賞演劇主演男優賞を受賞しています。
まさに、名俳優だと言えますよね。
『シカゴ7裁判』の注目ポイント
映画「シカゴ7裁判」の注目ポイントはどういったところなのでしょうか。
また、ネット上の評価についても調査してみました。
衝撃の実話 5日間シカゴに集まった巨大な反戦デモ
この映画の魅力は、何といっても実際に起こった裁判を基にしている点です。
1968年に民主党全国大会の間で、1万人以上の人が5日間シカゴに集まった巨大な反戦デモなのです。
民主党政権で一度は不起訴になっているにも関わらず、ニクソン率いる共和党政権が、有罪させようという悪意があったというわけです。
被告者らは、ベトナム戦争を反対という信念も基で非暴力的な集会を行っていただけでした。
それにもかかわらず起訴され、法廷では有罪するような企みが多くあったのです。
これらが自由の国アメリカで実際に起きた事件でるというのは驚きです。
最後までハラハラドキドキさせられる映画と言えますよ。
ネット上の評価
ネット上では、どのような評価がされているのでしょうか?
『シカゴ7裁判』観てきました🎥
重厚な法廷群像劇で検察、弁護側、被告達の台詞の攻防が激しく法廷映画なのにアクション映画を観てるような感覚でした!当時のベトナム戦争中のアメリカ政治の横暴さや法廷の判事には何度もイライラしました😡
観終わった後でも当時の彼らの想いに胸が熱くなります!! pic.twitter.com/nRiisnZrlf
— shogo (@shogo390717985) March 7, 2021
シカゴ7裁判、個人的去年のトップ10入り映画です…!😭
ふるえるほど熱いですよね🔥😢— moni (@m_s____a) March 5, 2021
映画の公開がアメリカ大統領選挙に合わせて予定されていましたが、コロナ禍の影響によりネット配信のみとなったというのはとても残念ですね。
まとめ
2020年10月9日に公開された映画「シカゴ7裁判」のあらすじ、キャスト、ネット上の評価について調査してみました。
1968年に実際にシカゴで起こった裁判が基になっています。
映画では民主党政権で一度は不起訴になっているにも関わらず、ニクソン率いる共和党政権が、有罪させようという悪意によって暴動の首謀者として起訴された7人の裁判の様子が描かれています。
心震える作品としてネット上でも高い評価を得ていました。