2021年12月9日からNetflixで独占配信された映画『浅草のキッド』についての解説です。
伝説のお笑い芸人、ビートたけしの自伝「浅草キッド」を完全映画化しています。
主演を務めるのは、大泉洋と柳楽優弥です。
『浅草のキッド』についてネット上では、「土屋の演技が凄い」と絶賛されていました。
土屋の役どころやあらすじ、キャストについて紹介します。
『浅草キッド』あらすじ
大学を中退して、少年たけしは浅草でお笑い界を目指し浅草へ向かいます。
当時、浅草はお笑いの中心地で中でも「フランス座」と呼ばれる人気の喜劇小屋へ働き始めます。
最初は、エレベーターボーイとして働きます。
深見千三郎へ弟子入りをします。
フランス座でめきめきと頭角を現していきますが、皮肉にも時代は劇場からテレビへと以降をしていくのです。
浅草の劇場も次々と廃れていきます。
たけしは、相方のきよしから「これからはテレビの時代だ。一緒にここを辞めよう」と誘われるのです。
師匠である深見から巣立ち、テレビの世界へと進出を決めるたけし。
果たして、伝説の芸人「ビートたけし」はいかに生まれたのでしょうか。
その誕生秘話を紐解きます。
『浅草キッド』の監督・キャスト
映画『浅草キッド』の監督・キャストについてみていきましょう。
監督:劇団ひとり
監督を務めるのは、芸人で俳優、監督とマルチに活動をしている劇団ひとりです。
2000年にピン芸人「劇団ひとり」として活動をスタートします。
2008年に『陰日向に咲く』で監督デビューをしました。
その後、2014年に『青天の霹靂』では 第6回TAMA映画賞・最優秀新進監督賞を受賞しています。
また2019年に放送の『べしゃり暮らし』にも出演をしています。
深見千三郎役 大泉洋
深見千三郎を演じるのは、俳優の大泉洋です。
1995年に芸能界入りを果たし、2004年に本格的に東京へ進出をしました。
2005年に放送されたドラマ「救命病棟24時」で連ドラ初出演をしました。その後、2007年に放送されたドラマ「ハケンの品格」で一躍有名になります。
代表作品としては、2012年に公開された映画「探偵はBARにいる」や2014年に公開された映画「青天の霹靂」などを挙げることができます。
ビートたけし役 柳楽優弥
ビートたけしを演じるのは、俳優の柳楽優弥です。
2002年に映画『誰も知らない』のオーディションで主演に抜擢され、芸能界入りを果たします。
『誰も知らない』では、史上最年少で第57回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で男優賞を受賞して華々しいデビューを飾りました。
2008年から体調不良のため芸能活動を休止します。
2010年に映画『すべては海になる』で芸能復帰をしました。
2014年にはドラマ『アオノホノオ』でドラマ初主演を務めました。
代表作としては、2017年に公開の『銀魂』シリーズや2020年に公開の『今日から俺は!!』などを挙げることができます。
千春役 門脇麦
千春を演じるのは、女優の門脇麦です。
2011年に芸能界入りを果たします。
ドラマ『美咲ナンバーワン!!』で女優デビューをしました。
ブレイクのきっかけは、2014年に公開の『愛の渦』でヒロインを演じたことでした。
この映画で第6回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞をはじめ数多くの賞を受賞しています。
代表作としては、2014年に公開の『闇金ウシジマくん Part2』や2017年に公開の『世界は今日から君のもの』などを挙げることができます。
ビートきよし役 土屋伸之
きよしを演じるのは、お笑い芸人のナイツの土屋伸之です。
2000年に相方の塙宣之と「ナイツ」を結成します。
2003年に漫才新人大賞大賞受賞を受賞してブレイクを果たします。
2013年には漫才協会の常務理事に就任をしました。
俳優としては、2018年に放送の『警視庁・捜査一課長』や2020年に放送の『うつ病九段』などに出演をしています。
今作でスクリーンデビューを果たしました。
『浅草キッド』の注目ポイント
映画『浅草キッド』の注目ポイントやネット上の評価についてみていきましょう。
土屋がはまり役!
映画『浅草キッド』の注目ポイントとして、お笑い芸人の土屋の演技を挙げられます。
土屋が演じるのは、ツービートの相方のきよしです。
柳楽優弥演じるたけしと実際に漫才をするシーンでは、息の合った漫才を披露しています。さらに、漫才以外でもとても自然でネット上でも「土屋がはまり役だった」と高評価を得ていました。
監督の劇団ひとりが土屋をキャスティングした理由は、お笑いのシーンで苦労していた時に、本物の人を呼んだ方が良いと思い土屋にお願いをしたそうです。
実際に、漫才のシーン以外では芝居をほとんど経験がないにも関わらず、自然で一度もダメ出しがなかったとか。
お笑い界の神様といえる存在のビートたけしの誕生秘話を製作するにあたり、実際のお笑い芸人をキャスティングするのはさすが同じ芸人の劇団ひとりだと思いました。
タップを猛練習
深見を演じた大泉洋は、タップは未経験のため最初はできないと思ったとか。
2020年の9月ごろからタップを練習開始しました。
撮影中もずっとタップの練習をしていたそうです。
「練習をしていくうちにタップを踏むことが楽しくなった」と明かしていました。
また、ビートたけしを演じた柳楽優弥は「練習に入る前にビートたけしさんのタップを観れ独特のタップがカッコイイと思った」と語っています。
撮影の3か月前からタップを週3で習い始めたそうですが、できるようになるまでは苦労したといいます。
ビートたけしのタップは芸能界でも有名で、過去には「ビートたけしのマル秘芸」として放送をされたこともありました。
このタップを習得するのは、凄いですよね。
ネット上の評価
ネット上の評価についてみていきましょう。
「深見と少年たけしの師弟愛に泣けた」という意見も挙がっていました。
まとめ
2021年12月9日からNetflixで独占配信された映画『浅草のキッド』のあらすじ、キャストについて調査してみました。
今作は、伝説のお笑い芸人、ビートたけしの自伝「浅草キッド」を完全映画化しています。メガホンを取ったのは劇団ひとりで、主演を務めるのは、大泉洋と柳楽優弥です。
ツービートのきよし役として、お笑いコンビ「ナイツ」の土屋伸之が演じており、自然な演技が高く評価されていました。
ネット上でも「はまり役だった」という意見が多く挙がっていました。
ビートたけしの誕生秘話を誰よりも近く見てきた芸人が描く、師弟愛に涙すること間違いなしですよ!